• No.64

    13/02/27 11:26:09

    エジプト観光用気球 タンク炎上、墜落 邦人4人死亡
    スポニチアネックス 2月27日(水)7時2分配信

     エジプト南部の有名観光地ルクソール近郊で26日午前(日本時間同日午後)、外国人観光客ら21人を乗せた熱気球が炎上、墜落し、日本人4人を含む19人が死亡した。
    旅行大手JTBのグループ会社が会見し、4人は60代の日本人夫婦2組で、全員の死亡が確認されたことを明らかにした。

     事故が起きたのは現地時間26日午前7時ごろ。
    パイロット1人と乗客20人を乗せた観光用熱気球が、ルクソール西側の上空300メートルで炎上した。

    ロイター通信は、熱気球はサトウキビ畑に叩きつけられるように墜落したと報じた。
     共同電によると、墜落現場には原形をとどめないほど焼けただれたワイヤやパイプ、パラシュートなどが散らばっていた。
    一帯には焼け焦げたにおいが立ち込め、事故の凄惨(せいさん)さを伝えていた。

    地元当局者などによると、墜落した熱気球は着陸体勢に入り地上7メートルまで下降したところでガスタンクが炎上、パイロットと女性客の計2人が飛び降りたが気球は急上昇し300メートル上空で全焼した。
    目撃者は「8人ぐらいが落ちてくるのが見えた」と声を震わせた。

    目撃した別の気球のパイロットは、ガスタンクとバーナーをつなぐチューブが外れ、漏れたガスに引火したのが原因とみられると話した。

     地元当局者らによると、乗客20人のうち19人が死亡。
    パイロットが病院に運ばれたが意識不明の重体、英国人女性1人は命に別条はないという。

    乗客には日本人のほかに、香港からの9人や英国人、フランス人がいた。

     ルクソールの病院当局者によると、日本人犠牲者4人のうち2人は柘植(つげ)和夫さん(66)=本籍東京都=と、寺田康秀さん(63)=同山梨県。
    気球ツアーを実施していたエジプトの旅行会社・スカイクルーズの乗客名簿によると、残る2人はテラダ・アサコさん、ツゲ・ハルミさん。

     墜落に巻き込まれた日本人の家族は、27日にもエジプトに向かう。


    つづく

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返信コメント

  • No.65 つづき

    13/02/27 11:28:40

    >>64
     現地では2010年に強風により熱気球に乗った欧州の観光客1人がケガをする事故があった。

     ルクソールは古代エジプトの遺跡が多数残る国際的な観光地。

    熱気球に乗って「ナイル川」や古代遺跡の「王家の谷」を上空から眺めるツアーは人気が高い。
     
    ルクソールでは1997年、イスラム過激派の武装勢力が外国人観光客に向け銃を乱射。日本人10人を含む63人が死亡、85人が負傷している。

     ◇海外での邦人死亡事故

     ▼00年11月 オーストリア・カプルンでケーブルカー火災が発生。日本人10人を含む155人が死亡

     ▼09・11 韓国・釜山の室内射撃場で火災。日本人10人死亡

     ▼10・7 スイス南部バレー州で観光列車「氷河特急」が脱線、乗客のうち日本人1人死亡

     ▼同・8 米ユタ州の高速道路で日本人観光客14人を乗せたバスが横転、3人死亡

     ▼11・10 インドネシア西ジャワ州で外国人観光客らツアーのミニバスが崖から転落。日本人女性観光客1人を含む4人が死亡

     ▼12・2 米ハワイ島南部の道路で観光に来ていた日本人7人が乗ったバンが横転。男児が死亡、大人6人がケガ

  • No.80 記事

    13/02/27 15:00:34

    >>64記事のみ拾う。

    <エジプト気球墜落>検査体制に緩みか 身元確認も難航
    毎日新聞 2月27日(水)11時26分配信
     【カイロ篠田航一】

    エジプトのルクソールで起きた熱気球の墜落事故で、死亡した19人のうち、日本人4人を含む外国人18人の遺体は26日夜(日本時間27日未明)、首都カイロの少なくとも3カ所の病院に搬送された。

    病院関係者は毎日新聞の取材に「遺体の損傷が激しく、身元確認が難航している」と語った。

    身元確認後、各国に搬送される。

     当局者によると、現地で技術者を中心とする事故原因調査チームが設置される。
    地元警察は27日も現場検証を続け、検察当局も業務上過失致死容疑を視野に調べを進めている。

     ルクソール当局などの調べによると、熱気球は高度約300メートルを飛行中、何らかのトラブルが発生したとみられる。
    ルクソールのサード知事は、気球内の空気を暖めて熱気を噴き出すバーナーの燃料用ガスボンベが炎上したと述べたが、引火に至った直接の原因は26日現在不明だ。

    操縦士は、風向きに合わせてバーナーをたく時間を調整するなどの操作をするが、事故時の操縦士の行動は明らかにされていない。

     サード知事や英紙などの情報を総合すると、死亡者の国籍は
    日本4人
    中国・香港9人
    英国3人
    フランス2人
    ハンガリー1人。

    墜落直前に飛び降りたとされるエジプト人操縦士は重体で、カイロの病院で治療を受けている。
    また、英国人1人は生存しているとの情報もある。

     AP通信などによると、気球事業などを管轄するエジプトの航空当局は、ムバラク前政権下では国防軍関係者や元軍人で占められ、一定の規律が保たれていた。

    だが11年の政権崩壊後、現在のモルシ政権下では「文民」が多くの官庁で登用されたこともあり、検査体制が緩んでいたとの指摘もある。

     現職の航空当局職員はAP通信に「定期検査は(前政権下の)毎週ではなく、今は月に1度の割合になった」と述べ、事故の背景にこうした安全管理体制の緩みがあったとの見方を示した。

    続く

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