妻の友人刺殺、２７歳男逮捕　福岡 へのコメント（No.4）

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　逮捕容疑は、３０日午後１１時４０分ごろ、同市早良区百道（ももち）３のアパートで、この部屋に住む会社員、木浦理紗さん（２８）を包丁のようなもので刺すなどして殺害したとしている。県警によると、木浦さんの体には頭や胸などに約１０カ所の刺し傷や切り傷があったという。

　早良署によると、木浦さんは河瀬容疑者の２０代の妻の友人。妻は昨年１２月に河瀬容疑者と結婚する前に木浦さんとこの部屋で同居しており、今年に入り、離婚話が持ち上がって以降、妻は再び木浦さんと暮らしていた。事件当時は木浦さんを交えた３人で夫婦の離婚について話し合っていたという。

　話し合い後、妻は河瀬容疑者を見送るために２人でいったん部屋の外に出たが、河瀬容疑者は妻に忘れ物を妻の部屋に取りに行かせた後、木浦さんのいる部屋に１人で戻ったといい、この時に木浦さんを襲撃したとみられる。物音がして河瀬容疑者が部屋から飛び出してきたため、妻が１１０番した。河瀬容疑者は「木浦さんが携帯を持っていくのをみて警察に通報していると思った」と供述しているが、通報は記録がなく、うそをついたか勘違いした可能性があるという。

　妻は１月２８日、早良署に「夫から暴力をふるわれている。離婚を考えている」と相談。早良署は傷害容疑での被害届の提出を勧めるなどしたが、妻は「穏便に別れたい」などと断っていたという。

　早良署によると、河瀬容疑者は、刃物について「自分で持ってきた」と供述。逃走中に刃物を近くの百道小学校敷地内に捨て、同署に出頭した。刃物は押収されている。県警によると「妻を連れ戻したかった」という趣旨の話をしているという。