路面清掃車に巻き込まれ死亡？ゴミ選別場に遺体

読売新聞 10月18日(木)13時26分配信

　東京都江東区青海先の「中央防波堤外側埋立地」のゴミ選別場で今月１６日、男性の遺体があるのを作業員が発見、管理事務所を通じて警視庁に通報した。
　同庁によると、遺体は墨田区在住の男性（６９）とみられ、路上で民間の路面清掃車に巻き込まれて死亡し、そのまま埋め立て地に運ばれてしまった可能性が高いという。同庁は男性の身元の確認を進めるとともに、清掃車を運転していた会社員（３４）から自動車運転過失致死容疑で、事情を聞いている。
　同庁幹部によると、男性の遺体は１６日午前１０時４５分頃、都内の路面清掃車から運ばれたゴミの中から発見された。同庁で捜査したところ、墨田区押上の区道交差点で男性の靴を発見。交差点では１５日夜から翌１６日早朝にかけて、墨田区から委託を受けた民間の路面清掃車が運行しており、男性は路上で清掃車に巻き込まれた後、ゴミと一緒にトラックで埋め立て地に運ばれたとみられる。
　清掃車は地面から約３０センチの高さをブラシで清掃しながら走行し、ゴミはローラーを通って車内のタンクに運ばれる仕組み。運転手は「巻き込んだことに気がつかなかった」と供述しているという。