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13/02/03 19:17:50
保守本流の外交とは何か 配信元:産経新聞 2013/01/26 14:57 【名言か迷言か】 根性が曲がっているせいか、人のために生きる、と聞くと鼻白んでしまう。 どういう狙いがあってそんなことをいうのかと勘ぐってしまう。 だが、この人のこの言葉に接すると少々たじろぐ。 「私は、衆議院議員を二六年間務め、大臣のほか二五年の永年勤続表彰や旭日大綬章の栄誉にも浴しましたが、私の人生の実体は大平正芳とともに過ごした日々にあります。(中略)大平との関わりにこそ私の人生の全てがあります」 平成17年に政界を引退した森田一元運輸相は、回想記とインタビューをまとめた『心の一燈』(第一法規)の中で、自身の半生をこう振り返った。 森田氏は大平正芳元首相の女婿で、外相秘書官、首相秘書官として大平に仕えた後、後継者として衆院議員に転身した。 大平との関係が濃密だったであろうことは想像に難くないが、特定の人との関わりが「私の人生の全て」と断言できる人生とはどんな人生なのか。 とはいえ、森田氏の大平を見る目は厳しい。 大平内閣の仕事について 「大平は、哲学は持っていましたが、それを別に国民に還元したわけではない」 と切り捨てる。 一番大きな業績として、田中角栄内閣の外相時代に成し遂げた日中国交正常化を挙げているが 「角さんはノータッチで大平がやった話ではあるのだけど、成果としては田中内閣の成果なのですよね」 と言ってのけている。 続く
13/02/03 19:22:47
>>596 その大平は 「保守本流」 という言葉をたびたび口にしていた。 保守本流とは、大平が会長として率いた派閥、宏池会の政治哲学を表す言葉とされている。 この保守本流がよく分からない。 森田氏は 「大平は、リベラルの代表、チャンピオンみたいなものだ」 とも述べている。 保守の本流であるのにリベラルのチャンピオンなのだ。 保守思想の祖、エドマンド・バークが聞いたら、食べているご飯を噴き出してしまうのではないかと心配してしまう。 森田氏の説明によると、どうやら「保守」と「保守本流」とは必ずしも一致しないようだ。 「保守」とは 「過去の中から評価できるものを十分に評価して、未来に活かせるものを活かしていく」 思想であり 「保守本流」とは 「それは結局、吉田茂さんの『経済重視』『憲法改正は軽々にしない』という考え方」 ということになる。 その保守本流を金看板に掲げる宏池会の岸田文雄会長が、昨年末に発足した第2次安倍内閣の外相に就任した。 岸田氏は昨年10月に古賀誠元自民党幹事長から派閥領袖の座を譲り受けたばかりだ。 宏池会会長として外相になったのは大平以来、38年ぶりになる。 安倍晋三首相は憲法改正を宿願としているのは周知の事実で、その首相が起用した外相が、 「憲法改正は軽々にしない」 ことを大事にする派閥の会長であるのは不思議な感じがしないでもない。 「まずは日米同盟の強化であると考えています。2つ目として近隣諸国との協力関係の重視。3つ目として日本の経済再生のための経済外交の展開を考えていかなければならない」 12月27日未明、岸田氏は組閣直後の記者会見で、外交の3本柱をこう説明した。 大平は第1次石油ショックの際、米国の懸念をよそにアラブへの接近を図った田中首相に異を唱えた。 「対米協調の姿勢は一貫して一度も変わることがなかった」(森田氏)ことを考えれば、第1の柱に日米同盟強化を据えた岸田氏と大平の姿勢は重なる。 大平は日中国交正常化に熱意を燃やし、日韓国交正常化にも取り組んでおり、近隣諸国重視も大平の流れを汲む外交理念だといえなくはない。 続く
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13/02/03 19:29:45
>>597 ただ、日米同盟強化も近隣諸国重視もキャッチフレーズに過ぎない。 憲法改正だけでなく、集団的自衛権の行使容認、河野談話の見直しなどをめぐっては、就任から1カ月経過した現在も岸田氏の考えはうかがえない。 答弁能力に定評があるだけあって記者会見やテレビ出演はそつなくこなしているが、岸田氏が語る言葉からは、保守本流の臭いがなかなか漂ってこない。 「降る雪や 大平は遠くに なりにけり」 とでも詠みたくなるが、大平は森田氏に 「幣原外交とか、陸奥外交とか、個人の名前が外交につくのは、俺は賛成できない」 と語っていたそうだ。 「日本が直面している客観情勢において、とるべき道は本来一つのはずだ」 というのが大平の考え方だった。 外相たるもの己をむなしくしてむやみにカラーを出そうとしない。 これが保守本流の流儀なのかもしれない。 (杉本康士) ◇…先週の永田町語録…◇ (21日) ▽読み人知らず 石破茂自民党幹事長 情報の出所が「読み人知らず」のようなこともあるが、与党が知らないうちにいろいろ流布されることは防がなければならない。(政権運営をめぐる政府との連携の在り方について記者会見で) ▽大政翼賛会 森裕子生活の党代表 参院選で自民、公明両党が大勝すると(法案など)何でも通る大政翼賛会が生まれる。 それを防ぐためにもできるだけ協力関係を築きたい。(野党共闘について会見で) (22日) ▽一騎当千 鴨下一郎自民党国対委員長 何とかチルドレンとは違い一騎当千だ。 ただ「1期だけ当選」では意味がないので、何回も当選して、国民のために働ける政治家になってほしい。(当選1回の衆院議員を集めた会合で) 以下略
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No.596 長いけど
13/02/03 19:17:50
保守本流の外交とは何か
配信元:産経新聞
2013/01/26 14:57
【名言か迷言か】
根性が曲がっているせいか、人のために生きる、と聞くと鼻白んでしまう。
どういう狙いがあってそんなことをいうのかと勘ぐってしまう。
だが、この人のこの言葉に接すると少々たじろぐ。
「私は、衆議院議員を二六年間務め、大臣のほか二五年の永年勤続表彰や旭日大綬章の栄誉にも浴しましたが、私の人生の実体は大平正芳とともに過ごした日々にあります。(中略)大平との関わりにこそ私の人生の全てがあります」
平成17年に政界を引退した森田一元運輸相は、回想記とインタビューをまとめた『心の一燈』(第一法規)の中で、自身の半生をこう振り返った。
森田氏は大平正芳元首相の女婿で、外相秘書官、首相秘書官として大平に仕えた後、後継者として衆院議員に転身した。
大平との関係が濃密だったであろうことは想像に難くないが、特定の人との関わりが「私の人生の全て」と断言できる人生とはどんな人生なのか。
とはいえ、森田氏の大平を見る目は厳しい。
大平内閣の仕事について
「大平は、哲学は持っていましたが、それを別に国民に還元したわけではない」
と切り捨てる。
一番大きな業績として、田中角栄内閣の外相時代に成し遂げた日中国交正常化を挙げているが
「角さんはノータッチで大平がやった話ではあるのだけど、成果としては田中内閣の成果なのですよね」
と言ってのけている。
続く
No.597 続き
13/02/03 19:22:47
>>596
その大平は
「保守本流」
という言葉をたびたび口にしていた。
保守本流とは、大平が会長として率いた派閥、宏池会の政治哲学を表す言葉とされている。
この保守本流がよく分からない。
森田氏は
「大平は、リベラルの代表、チャンピオンみたいなものだ」
とも述べている。
保守の本流であるのにリベラルのチャンピオンなのだ。
保守思想の祖、エドマンド・バークが聞いたら、食べているご飯を噴き出してしまうのではないかと心配してしまう。
森田氏の説明によると、どうやら「保守」と「保守本流」とは必ずしも一致しないようだ。
「保守」とは
「過去の中から評価できるものを十分に評価して、未来に活かせるものを活かしていく」
思想であり
「保守本流」とは
「それは結局、吉田茂さんの『経済重視』『憲法改正は軽々にしない』という考え方」
ということになる。
その保守本流を金看板に掲げる宏池会の岸田文雄会長が、昨年末に発足した第2次安倍内閣の外相に就任した。
岸田氏は昨年10月に古賀誠元自民党幹事長から派閥領袖の座を譲り受けたばかりだ。
宏池会会長として外相になったのは大平以来、38年ぶりになる。
安倍晋三首相は憲法改正を宿願としているのは周知の事実で、その首相が起用した外相が、
「憲法改正は軽々にしない」
ことを大事にする派閥の会長であるのは不思議な感じがしないでもない。
「まずは日米同盟の強化であると考えています。2つ目として近隣諸国との協力関係の重視。3つ目として日本の経済再生のための経済外交の展開を考えていかなければならない」
12月27日未明、岸田氏は組閣直後の記者会見で、外交の3本柱をこう説明した。
大平は第1次石油ショックの際、米国の懸念をよそにアラブへの接近を図った田中首相に異を唱えた。
「対米協調の姿勢は一貫して一度も変わることがなかった」(森田氏)ことを考えれば、第1の柱に日米同盟強化を据えた岸田氏と大平の姿勢は重なる。
大平は日中国交正常化に熱意を燃やし、日韓国交正常化にも取り組んでおり、近隣諸国重視も大平の流れを汲む外交理念だといえなくはない。
続く
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古トピの為、これ以上コメントできません
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No.598 続き
13/02/03 19:29:45
>>597
ただ、日米同盟強化も近隣諸国重視もキャッチフレーズに過ぎない。
憲法改正だけでなく、集団的自衛権の行使容認、河野談話の見直しなどをめぐっては、就任から1カ月経過した現在も岸田氏の考えはうかがえない。
答弁能力に定評があるだけあって記者会見やテレビ出演はそつなくこなしているが、岸田氏が語る言葉からは、保守本流の臭いがなかなか漂ってこない。
「降る雪や 大平は遠くに なりにけり」
とでも詠みたくなるが、大平は森田氏に
「幣原外交とか、陸奥外交とか、個人の名前が外交につくのは、俺は賛成できない」
と語っていたそうだ。
「日本が直面している客観情勢において、とるべき道は本来一つのはずだ」
というのが大平の考え方だった。
外相たるもの己をむなしくしてむやみにカラーを出そうとしない。
これが保守本流の流儀なのかもしれない。
(杉本康士)
◇…先週の永田町語録…◇
(21日)
▽読み人知らず
石破茂自民党幹事長
情報の出所が「読み人知らず」のようなこともあるが、与党が知らないうちにいろいろ流布されることは防がなければならない。(政権運営をめぐる政府との連携の在り方について記者会見で)
▽大政翼賛会
森裕子生活の党代表
参院選で自民、公明両党が大勝すると(法案など)何でも通る大政翼賛会が生まれる。
それを防ぐためにもできるだけ協力関係を築きたい。(野党共闘について会見で)
(22日)
▽一騎当千
鴨下一郎自民党国対委員長
何とかチルドレンとは違い一騎当千だ。
ただ「1期だけ当選」では意味がないので、何回も当選して、国民のために働ける政治家になってほしい。(当選1回の衆院議員を集めた会合で)
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