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>>951
■8.「この地に心を寄せ続けていくこと」
父君・昭和天皇が果せなかった「つとめ」を引き継がれて、今上陛下は皇太子時代に5度も沖縄を訪問されている。
天皇としての最初のご訪問は、平成5(1993)年5月のことだった。
沖縄での最後の激戦が展開された摩文仁(まぶに)が岡の平和祈念堂で遺族に直接対面され、原稿も見ずに語りかけられた。
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先の戦争では実に多くの命が失われました。
なかでも沖縄県が戦場となり、住民を巻き込む地上戦が行われ、20万人の人々が犠牲になったことに対し、言葉に尽くせぬものを感じます。
ここに深く哀悼の意を表したいと思います。
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陛下の御心の籠もったお言葉に、頑なだった遺族の心も開かれた。
「県遺族連合会」の妻代表、新垣曽用(そよ)さんは、次のように語った。
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長い間ご苦労というお言葉をもらったので満足しています。
お言葉には戦没者へのいたわりが感じられました。
夫の霊前に報告したい。
陛下の言葉でまた一緒懸命やろうという気持ちが湧いてきた。
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沖縄県内の電話調査では74%が「天皇の御来県賛成」を表明し、県民の10人に一人が沿道で両陛下を奉迎した。
つづく- 0
13/03/14 15:39:57