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首都直下型地震の被害想定を見直している東京都が、都内の死者数を約1万人と算出していることがわかった。
6年前の想定では約6400人だったが、23区内の大半が震度6強以上になり、建物の倒壊や火災で死者数が増える見通しだという。
地震の専門家らでつくる東京都防災会議は、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の首都直下型地震を想定。
発生時間帯は、空気が乾燥して風も強く、火災の被害が大きくなる「冬の午後6時」で算出した。
3月に首都直下型地震の震度分布図を公表した文部科学省と同様に、震源を前回6年前の想定より約10キロ浅くしたところ、新たに震度7の地点が生じた。
6年前の想定では、建物の不燃化率を地域単位で推計したが、今回は各区市町村を通じて建物1棟ごとの不燃化状況や建物の密集具合を反映させて、より正確な数値に近づけたという。
朝日新聞
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