ｶﾞｽ吸引し｢失神遊び｣中3男子死亡

ｶﾞｽ吸引し｢失神遊び｣ 中3男子の死因は酸欠
産経新聞 [2/2 14:45]
昨年11月末､東京都大田区の都営団地で､意識を失い､病院に運ばれた区立中学3年生の男子生徒=当時(14)=が死亡した事故で､男子生徒が当時､同級生2人とｶﾞｽｺﾝﾛ用のｶﾞｽをﾎﾟﾘ袋に入れて吸引する｢ｶﾞｽﾊﾟﾝ遊び｣をしていたことが2日､警視庁少年事件課への取材で分かった｡

同課によると､司法解剖の結果､男子生徒に外傷はなく､死因はｶﾞｽを吸ったことによる酸欠と判明した｡同級生(14)は､｢ｶﾞｽﾊﾟﾝ遊びをしていたら､(男子生徒が)倒れ､呼吸をしていなかった｣などと説明しているという｡

同課は､男子生徒らが常習的に｢失神遊び｣と称して､ｶﾞｽﾊﾟﾝ遊びをしていたとみており､同級生2人を､非行少年として家裁送致した｡

同課によると､男子生徒は昨年11月27日夜､同区で､同級生2人と遊んでいたところ､意識を失い､病院に運ばれたが､死亡が確認された｡

ｶﾞｽﾊﾟﾝ遊びをめぐっては､昨年5月にも､愛知県みよし市で少年=当時(16)=が死亡するなどしており､同課は注意を呼びかけている｡