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カルメン・マキ「なぜみんな声を上げないの? 日本人の国民性なの? 大切なことを人任せにして、無責任な政府を生み出して」
一九六九年に十七歳でデビューしたカルメン・マキ。
かつての「全学連のマドンナ」が、今夏、あえて東京電力の電気料金を滞納したという。
「夏になって、急に我が家の電気料金が上がりました。請求書をあらためて見ると、よくわからない項目がたくさんある。例えば、太陽光促進付加金というものが徴収されている。請求書の裏面に計算式などが書かれていますが、根拠がまるでわからない。誰もがわかるように説明するのが当たり前だと思います」
八月から十月の三カ月分を滞納すると、十一月に東電の職員が集金に来たという。
「とにかく、理解して納得してから支払いたかっただけなんです。集金の方が来られたときにそう言うと、『納得してからでいいです』と帰って行った。一週間後には別の方が来て、同じように滞納の理由を話すと、その人がコールセンターかどこかに電話をかけた。それで説明を聞いたが、どうにもよく理解できず、玄関先だし、『それでは支払います』という感じにはとてもならなかった。それで、『あらためてこちらから電話して聞き直します。それから支払います』と。ですから、不払い運動を意識的にやろうとしたわけではありません。とりあえず、八月分だけは支払いに行きました」
マキさんは、父親がユダヤ系米国人で母が日本人。
三月の原発事故以降、反原発の思いをブログに綴ってきたが、周囲の反応を見たとき、日本人に違和感を持ったという。
「政府や東電の一方的な説明に、なぜみんな声を上げないのでしょうか。私が文句を言って怒るのは、日本を愛しているから。なのに、肝心の日本人が声を上げて怒らない。難しい問題や煩(わずら)わしいことは、誰かが決めてくれると考える人が多いように感じますが、日本人の国民性なのでしょうか。でも、大切なことを人任せにしてきたからこそ、東電や原発、さらには無責任な政府を生み出してしまったのだと思います。こんな日本を変えるには、若者が立ち上がるべき。革命を起こすぐらいの意識と覚悟を持って声を上げて行動する。我々年寄りは、それを後ろから支えていく。そして、いまこそ日本は脱原発依存の明確なメッセージを発信するべきなのです」
果たして、マキさんの思いは日本人に届くか。
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