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- 11/11/30 22:48:31
オランダの科学者、世界人口の半分をコロす鳥インフル変異種を誕生させる
オランダの科学者が世界数十億人を骸の山に変える致シ力を備えたスーパーウイルスを誕生させた。
このウイルス、鳥インフルのくせに空気感染するとんでもない代物。
生成したのはロッテルダムのエラスムス医療センターのウィルス学者ロン・フォウチャー教授。
実験1)
フェレット(イタチの一種)の群れにウイルスを撒き散らしてみた。
すると、ウイルスが再生(繁殖)を繰り返すにつれ、前より速く広まるようになる。
「フェレットのだから人間が心配することはない」と一瞬思うだろうが、過去の研究でフェレット間で感染するインフルエンザ株は人間の間でも感染することがわかっている。
実験2)
伝染力が強まる方向で10世代感染を繰り返す。
なんと世界全人類の半分をコロす空気感染ウイルス株ができてしまった。
研究では、最初にウイルスに三つの変異を起こさせ、フェレットに容易に感染する変異株を作成した。
(フェレットは人と類似の様式でウイルス感染を起こす)。
しかしながら出来たウイルスはフェレット間で感染を起こさないため、ウイルスをフェレットに、より適合させるため感染を繰り返させた。
そして10回の感染の後に、フェレット間で容易に感染する変異ウイルスが誕生した。
変異ウイルスは別のケージ内のフェレットに感染して、全てをシ亡させた。
実験を率いたフォウチャー教授自身も「これはおそらくみなさんが作れる中で最も危険なウイルスのひとつですね」と認めており、今年9月にマルタで開かれたインフルエンザ会議で実験の成果を発表。
フォウチャー教授は米科学誌「Science」にも成果を発表し、バイオテロ(生物兵器テロ)対策担当責任者がワーストケース・シナリオに備えられるようにしたいと考えている。
しかし同僚の間からは、まかり間違って悪者の手に落ちたら大変なことになる、発表はやめろ、と止められており、そもそも最初からこんな研究やるべきじゃなかったのでは、という疑問の声まで出ている。
H5N1型鳥インフルは普通は鳥に感染するが、約10年前から人間の中からも感染例が出始め、アジアを皮切りに世界中に広まった。
ヒトが感染するのは稀で、これまでに感染したのは延べ約600名。
だが、感染した人の約半数はシんでしまうという、恐ろしい致シ力を備えている。
鳥インフルエンザが今以上に広まらないのは何故かというと、空気感染しないからだ。
変異前のバージョンでは何かウイルスに汚染されたものに触れない限り発病はしない。
ところがフォウチャー教授が生成した変異種は空中浮遊するので、ウイルスのそばにいて、それを吸い込むだけでもう病気に罹ってしまう。
「その感染力は人間の季節性インフルエンザ並みだが、致シ力はもっとある」(フォウチャー教授)。
※記事より抜粋
ソース:New Scientist
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