• No.2 匿名

    11/11/14 00:11:55

     弁護人「相談して、どうなりましたか」

     被告「『すぐに紹介できないから、しばらく自分でも探しておけ』と言われました。そして『いろいろ費用がかかるだろうから、仕事が始まるまで貸してやる』と、9万円ちょっとを貸してくれました」

     弁護人「その後はどうなりましたか」

     被告「先輩・後輩みたいな関係になり、パチンコの『代打ち』をさせられました。ほぼ毎日、週5日はやっていました」

     弁護人「就職活動をしなければいけないのに、断らなかったんですか」

     被告「金を借りて面倒を見てもらっていたので、恩返しのつもりでした」

     無職生活は約3カ月続き「週1回程度で1~2万円渡され、ケータイ代も支払ってもらい」、男からの借金はさらに増えていったという。男の紹介で建設会社に就職するころには、被告はすでに“あやつり人形”と化していた。

     弁護人「給料はもらっていましたか」

     被告「給料袋の封を開けずに××(アルバイトの男、同)さんに持っていき、そこから渡される仕組みになっていました」

     弁護人「給与明細は見ていたんですよね。いくら引かれたんですか」

     被告「多い時で10万円以上持っていかれていました。5、6カ月続き、借りていた30万円ほどは返したつもりでした」

     被告は給料の多くを男に搾り取られ、家族3人との生活のためにガソリンスタンドでの夜間バイトも掛け持ちすることに。「朝晩働きっぱなしで、(疲労で)実際に吐いていた」生活に限界を感じていたころ、男から臓器提供の話を持ちかけられた。

     被告「『お前は俺に、100万円の借金がある。借金をチャラにするいい話がある』と言われました。『100万円』にびっくりしたが、世話になっていたのもあるし、自分もしっかり計算をしていなかったので、言い返しませんでした」

     流れに身を任せるまま、違法臓器売買のドナーとなった被告。男を通じて暴力団が仲介役にいることを知り、「下手をしたら消されると思い、投げやりな気持ちになった」という。

     そして、手術後。「借金が棒引きされ、生活をやり直せる」という淡い期待も打ち砕かれる。被告と医師の妻との関係が医師に発覚することを懸念し、仲介役らが謝礼を没収、被告を監視下に置くようになったためだ。弁護側はその後の状況について、質問を続けていく。

    次へ

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。