- 友募・馴れ合い
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★“敵前逃亡した”関東軍首脳
「上級将校が家族ともども列車を仕立てて、
大連へ向かう」-という情報を
予備士官学校の候補生が掴んできた。
許せぬ! と思った下級将校たちは、重機関銃を持ち出し、
通過駅の大石橋のプラットフォームの両端に一基ずつ据えた。
情報通り列車がやってきた。
将校たちが厳しい検問を始めると、
列車から金ピカの参謀肩章を吊った佐官クラスの士官たちが
降りてきて、平然と言い放った。
「本官らは身を賭して本土防衛の任に赴くものである。
それを何だ、貴様らの行為は抗命罪だぞ」
この上官の一言で、列車が立ち去るのを見送ってしまった- 0
18/09/16 20:37:09