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- 10/11/10 14:51:53
東京・多摩川で昨年7月、水遊び中におぼれて死亡した私立高校1年の男子生徒2人のうち、
1人を背後から押したとして過失致死容疑で書類送致された高校2年の男子生徒(16)の少年審判で、
東京家裁(福嶋一訓裁判官)は5日、突き落とし行為を認める一方で「死亡との因果関係は認められない」 として刑事裁判の「無罪」に当たる不処分とする決定をした。
事件は昨年7月19日午後7時すぎに発生。大田区の多摩川でサッカー部の同級生ら計8人で遊んでいた際、東京都町田市の内山雅大さんと川崎市の村沢卓也さん=いずれも当時(16)=が川に落ちて水死した。
福嶋裁判官は決定理由で、男子生徒が内山さんを川に突き落としたと認定した上で、内山さんにおぼれた様子はなく、自力で浮くことができたと判断。
「その後、川に落ちておぼれていた村沢さんを内山さんが助けようとするなど想定外の事情が(内山さんの)水死に非常に大きな影響を与えた」と指摘した。
事件は当初、水遊び中の事故とみられたが、高校2年の女子生徒が村沢さんの背中を押す様子を仲間が撮影した携帯電話の動画を、村沢さんの父親が入手。
提出を受けた警視庁が再捜査し、過失致死容疑で女子生徒と男子生徒を家裁に書類送致した。
女子生徒は今年10月の少年審判で、保護観察処分の決定を受けた。
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