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院内感染の疑いで9人死亡 帝京大病院、46人感染確認
帝京大学医学部付属病院(東京都板橋区、森田茂穂病院長)は3日、
複数の抗生物質が効かない多剤耐性の細菌アシネトバクター(MRAB)の
院内感染で、内科病棟に入院した患者を中心に46人に感染していた、と発表した。
このうち27人が死亡しており、9人については死亡と感染の因果関係が否定できないという。
同大によると、今年4~5月、複数の内科系病棟で約10人の患者からMRABが
検出されたという。そのため同大は外部委員らによる調査委員会をつくり、
過去にさかのぼって調査していた。
その結果、46人に感染し、そのうち27人が死亡していたことが判明した。
死亡と感染の因果関係が否定できない9人以外は、6人が因果関係が不明、
12人が因果関係はなしとみられる、との調査結果だったという。
関係者によると、患者には化学療法を受けているがん患者も含まれるという。
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