中川昭一死亡 へのコメント(No.990

  • No.218 長分コピペゴメン

    P905i

    09/10/04 12:36:38

    正論にバチカンカトリックの和田誠神父が真相を語っています。
    以下転載

    バチカン神父が見た“あの日”の大臣 
     
                バチカン放送局 神父 和田誠                  
     
    私は今、日本から送られてくる報道に、大きな戸惑いと、深い悲しみを抱いています。
    私自身も関わった中川前大臣の博物館見学が、何故あのように、事実と異なる形で報じられるのでしょうか。
    私は見学の間中、通訳として中川前大臣の最もお側近くにおりましたが、報道のような非常識な行為を、見た記憶はありません。
    また、中川前大臣はあの時、酔っているご様子には見えませんでした。私はアルコールを一滴も受けつけませんので、その臭いには敏感です。
    しかし中川前大臣からは、お酒の臭いはしませんでした。
    以下、日本の報道のどこが事実と異なっているか、ご説明したいと思います。
    今回の問題を最初に報道した朝日新聞に、こう書かれています。

    《(バチカン博物館に)到着時から中川氏の足取りはフラフラとおぼつかなく、言葉もはっきりしなかったという。案内役の説明を聞かずに歩き回ったほか、入ってはいけないエリアに足を踏み入れたり、触ってはいけない展示品を素手で数回触ったりした。そのために警備室の警報が少なくとも一回なったという》

    足取りがふらふらしていたかは、見る人の主観によるものでしょう。しかし言葉がはっきりしなかったとは、いったい誰が言っているのでしょうか。
    見学の間中、中川前大臣とお話したのは通訳であった私です。中川前大臣の言葉は、非常にはっきりしておりました。
    「案内役の説明を聞かずに歩き回った・・・」というのも、おかしな話です。
    案内役とはイタリア人ガイドの事でしょうが、彼女のイタリア語の説明を中川前大臣が聞けるはずがありません。
    中川前大臣は、私の通訳を聞いていたのです。
    私が通訳をしている間は、もちろん歩き回りなどしませんでしたし、非常に熱心に耳を傾けておられました。
    「入ってはいけないエリアに足を踏み入れたり、触ってはいけない展示品を素手で数回触ったりした」というのも、私には大いに疑問です。
    少なくとも私は、明らかに非常識とされる場面は目撃しませんでした。
    一つだけ心当たりがあるとすれば、朝日新聞の記事に出てくる次のような指摘です。

    《バチカン博物館でも特に有名な、「八角形の中庭」の「ラオコーン」像を見学した際には、観光客が近づき過ぎないようにするための高さ三十センチのさくを乗り越えて石像の台座に座るなど、非常識な行動をとったという》

    この時の様子は、私も覚えています。
    さくというのは誤りで、実際はロープでしたが、中川前大臣がラオコーン像に見入るあまり、ロープを越えて近づいたのは確かです。このため、そばにいた警備員がイタリア人ガイドに一言二言注意しましたが、中川前大臣はすぐ戻ったため、特に問題にはなりませんでした。
    「石像の台座に触る」こともしていません。
    記事が指摘するような「非常識な行動をとった」とは、私を含め周囲の誰も思わなかったことだけは、述べておきたいと思います。

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