民主政権になったら… へのコメント(No.14013

  • No.14012 匿名

    12/07/25 17:51:02

    >>14011つづき
     ◇「決められる自民党」

     「増税の前にやることがある」

    もまた、政治家が声をそろえて唱えるような言葉ではない。

    これは有権者が政治家に言う言葉だ。

    政治家の仕事は増税の前にやるべきことを具体的な政策の体系として示し、実現に汗をかくことである。

    国民と一緒に「増税の前にやることがある」と叫ぶ光景はこっけいだ。

     空疎なスローガン政治は、3年前に実現不能な約束をして政権を奪取した民主党がもたらした罪である。

    小沢氏らが中心となり、政権をとれば財源はいくらでも出てくると幻想を振りまいたマニフェスト(政権公約)は、既に破綻した。
    そして、マニフェストになかった消費増税を実現することが今や民主党政権の最大の目的となっている。

    奇観である。

     いっときの熱気や閉塞感打破への甘い期待から、実質を伴わない、無責任なスローガン政治に安易に期待をかけてはならない──。

    それが、民主党政権の失敗からくみ取るべき教訓であろう。

    小沢新党への期待値の低さも、政党を作っては壊すことを20年にわたり繰り返してきた小沢氏の言動への嫌悪感だけではない。

    財政の裏付けを伴う地道な政策論議を抜きにした、甘い言葉だけの選挙至上主義では政治は変わらない、と多くの人が考えていることを物語っているのではないか。

    つづく

  • No.14013 匿名

    12/07/25 17:53:38

    >>14012つづき。
     一方、民主党そのものの変質ぶりは、3人目の首相となった野田佳彦政権で一層明らかになった。

    この10カ月あまり、野田民主党政権が進めてきたことは環太平洋パートナーシップ協定(TPP)参加から武器輸出3原則の緩和、消費税の引き上げに至るまで、自民党中心の政権時代にやりたくてもできなかった政策ばかりである。

    皮肉な見方をすれば、「決められる自民党」政治が野田民主党政権によって実現した、ということにもなるだろう。

     再びスローガン政治の旗を振ろうとする小沢新党、マニフェストの約束を守ることより内外の情勢に合わせた政策転換を優先させて何が悪いという風情の野田政権。

    どちらも準備不足のまま政権の座についてしまった民主党政治の未熟さがもたらした対極の現象だ。

    ここにきての与党分裂も当然である。

    つづく

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  • No.14014 匿名

    12/07/25 17:57:06

    >>14013つづき※

     その「決められる自民党」政治を実践中の野田政権にとって、新たな「実績」に加わりそうなのが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化方針だ。

    石原慎太郎東京都知事の主導で都が一般から13億円を超える寄付金を集め、民間人の所有者から島を買い取る交渉を進めていたのだが、野田首相は都ではなく政府が買った方が安定管理できるとして、国有化する方針を打ち出した。

     もともと尖閣諸島のうち3つの島は、自民党政権時代から国が所有者と契約を結んで借り上げていた。

    これでは不測の事態に対処するのに不安だとして水面下で買い取り交渉をしたものの、不調に終わって放置されてきた経緯がある。

     今回の国有化方針は、石原氏の攻勢に押される形で腰を上げたものである。

    国が動かなければ尖閣諸島は都の所有物となり、対中強硬派の石原氏が刺激的な行動に出て日中関係が制御不能な緊張状態に陥る恐れがあった。

    要するに、やむなく国が乗り出したというのが実態なのだが、自民党政権時代にやろうとしてやれなかった尖閣の国家管理に政府が乗り出した、という意味では、自民党は野田民主党にまたもや「やるべきこと」をやってもらう、ということにもなるのである。

     ただ、ここには野田首相の保守政治家としての地金と、今後の政局の思惑も透けて見える。

    つづく

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