バリバラと24時間TVは、そもそも観てる人の層が違うんだと思う。バリバラは、常日頃からノーマライゼーションの意識を持てている人が観るもので、そうでない人は観てないんじゃないかな。


24時間TVの意義がもしあるとするなら、それは「普段は障害者のことをあまり考える機会がない層の人達への喚起」だと思う。

普段バリバラを好んで観ている人達からすると24TVは「付け焼き刃」「似非っぽい」と感じられるのかも知れないけど、逆に、24時間TVを見て感動する層の人達に「バリバラの方が素晴らしいからバリバラを見なさい！」と説いても、多分「つまらないからヤダ」としか思われないんじゃないかな。


バリバラはバリバラで割と独特なノリだから、好き嫌いははっきり別れると思う。一般的な感覚の大衆にとっては、すんなり受けいれるのは難しいのも仕方ないと思う。だから視聴率もそんなに高くないんだろうしね。

例え最初の動機が、「ジャニーズを観たい！」「よくわかんないけどお祭り大好き！」とかそんな感じであっても、それで集まってきた大勢の一般大衆にほんの一瞬でも障害者の事を思いやったりノーマライゼーションへの関心を抱いたりするのであれば、それは無意味ではないと思う。