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- Jul.
- 18/07/16 10:43:45
肱川(ひじかわ)が氾濫して甚大な被害が出た愛媛県大洲市では、し尿処理施設が被災し、汚水処理が1週間以上できない状態が続いている。家庭の汚水槽の容量も限界に近づいており、被災者からは「排せつのことを考え、水や食事も我慢している」と深刻な声が聞かれる。
くみ取り式トイレを使う家庭では、衛生状態が悪化しかねない状況だ。同市の野間妙子さん(71)は「自宅の汚水槽の余裕がなくなってきたが、くみ取り業者に電話がつながらない」と話す。簡易水洗式の場合、断水で汚物を流す水もないという。一方、同市内の業者は「トイレが流れないなら水も飲まない、何も食べないという人がいる。ただ、汚水の引受先がない以上、回収にはうかがえないとしか言えない」と悩む。
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