安藤美姫・４回転・３回成功

美姫非公式練習で４回転３度決めた

フィギュアスケートの世界選手権（来年３月２０～２４日・東京体育館）代表選考会を兼ねた全日本選手権は２７日に名古屋市総合体育館で開幕する。

　前日の２６日、女子はスケートアメリカで優勝した安藤美姫（トヨタ自動車）や恩田美栄（東海学園大職）らが名古屋市内のリンクで非公式練習を行い、安藤は４回転サルコーに６度も挑み、転倒なしで３度着氷。音楽に合わせた練習で２連続３回転も決め、仕上がりの良さを披露した。

　恩田はショートプログラム（ＳＰ）をクラシック音楽に変更し、３回転―２回転などを入念に確認。初優勝を目指す浅田真央（愛知・中京大中京高）は愛知県外で調整し、６度目の日本一が懸かる村主章枝（ａｖｅｘ）は中野友加里（早大）と練習拠点の新横浜で体調を整えた。

　男子は公式練習を行い、昨年優勝の高橋大輔（関大）が４回転トーループを決めると、昨年２位の織田信成（関大）も次の組でトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）―３回転―３回転を跳び、対抗意識を燃やした。

　男子は２７日にＳＰ、２８日にフリー、女子は２８日にＳＰ、２９日にフリーを行う。