- なんでも
- 暗号?
- KDDI-SA33
- 06/08/11 03:38:38
ある昼さがり。
小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。「おかあさん!どこにいるの?」叫ぶ少女。だが答えは無い。
そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。
「ここね!ここにいるのね!」そう言って少女は扉を開けた。
だがそこにあったのは、たった一つの日記帳。
何も無い家の中心にポツリと置かれている。
少女はそっと手に取り、読み始めた。
5月16日 明日は楽しい楽しいクリスマス。プレゼントがいっぱい。とっても楽しみ。
5月17日 サンタさんがこない。サンタさんがこない。サンタさんがこない。
5月18日 昨日はとっても楽しかった。サンタさんにいっぱいプレゼントもらっちゃった。そのプレゼントどこに置いたんだろう?
9月33日 時計の針がね、ゆっくりゆっくり私に近づいてくるの。
12月65日 今日ね、お外に出てみたの。そしたら人がいっぱいいたんだよ。いっぱいいっぱいいたんだよ。でもみんな変な色だった。なんでかな?
少女は突然、日記帳を閉じた。少女は気付いてしまったのだ。
そう。少女は、気付いてしまったのだ・・・。
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