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- 06/03/10 19:19:20
睡眠中の乳児が窒息死する事故のほぼ5割に、親などの添い寝が関係していることが、東京慈恵会医科大法医学教室による解剖データの分析でわかった。
添い寝にうつぶせ寝などの要因が重なるケースが多く、同教室では「添い寝の際は注意を」と呼びかけている。分析結果は11日、神戸市で開かれる日本SIDS学会で発表する。
高津光洋・同大教授は、1982~2006年に同教室で異状死として解剖した1歳未満の乳児184例のうち、睡眠中の窒息死47例の原因について、両親などからの聞き取りを併せて分析した。
47人のうち生後6か月以内が94%と大半を占めた。親などの添い寝による「覆いかぶさり」によって、鼻と口の閉塞(へいそく)、胸部圧迫が起こったと見られる例は49%で、その3分の2は「鼻と口の閉塞」だった。鼻と口の閉塞は、うつぶせで、しかも顔面を下に向けて寝かせているときに多く起きていた。
睡眠中の乳児の窒息死は、〈1〉柔らかな寝具〈2〉うつぶせ寝〈3〉顔を下に向かせる〈4〉添い寝――などの要因が重なって起こることがわかった。
乳幼児の死因の上位とされる「原因不明の乳幼児突然死症候群(SIDS)」と判定されたのは、わずか9例だった。
高津教授は「生後6か月以内は、仰向けに寝かせたり、添い寝をやめたりするなどの配慮が不慮の事故を回避する。けっして親子のスキンシップを否定するわけではない。添い寝のときは細心の注意を」と話している。
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