• No.153 怒るとは思わなかった

    26/10/11 00:34:17

    事実と現実の確認と結論

    ​① 世帯単位での公平性
    現在の3号制度は、夫の給与に応じた定率の厚生年金(18.3%)を払うことで、「共働き世帯」でも「片働き(専業主婦)世帯」でも、世帯年収が同じなら世帯全体で納める保険料も、将来受け取る基礎年金の合計額もほぼ同じになるよう設計されている。

    ​② 制度創設時の値上げの事実
    昭和60年(1985年)に3号制度ができた際、妻(3号)の基礎年金保険料を世帯全体でカバーするため、夫(2号)たちの厚生年金保険料率が「10.6%から12.4%へ+1.8%」即時値上げされた。

    ​③ 「分母補正ルール」による穴埋めの発生
    厚生年金(2号)から基礎年金へ払う「拠出金」の計算では、1号の「未納者」や「全額免除者」は計算の分母から除外される(国民年金法施行令第11条の3)。 そのため、3号から1号になった人が未納・免除になると、減った分の穴埋めとして2号の負担割合が自動的に引き上げられる。

    ​④ 1号の免除・未納の統計的実態
    現在の1号(約1,400万人)のうち、すでに4割強(600万人以上)が免除・猶予を受けており、実質的な納付率は約4割にとどまる。無収入・低収入の3号を1号に追い出せば、同じように大量の未納・免除が発生するのが現実である。

    ​【結論】
    以上の事実から、「3号を廃止すれば全員から保険料が集まって年金財源が増える」というのは未納・免除を完全無視した机上の空論であり、実際には「1号の未納の穴埋めをさせられて、2号(会社員)の負担がさらに増える」という自爆の現実が待っている。

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