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さっぱり系ばかりで飽きる
「2時間の映画に耐えられない」子どもが急増。脳科学者が警告する“倍速・ショート動画”の想像以上に恐ろしい影響
2026/09/19
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「うちの子、本を読めない」「すぐ飽きる」「集中力が続かない」――その原因は、毎日のショート動画や倍速視聴にあるかもしれません。便利なデジタル機器は、子育てに欠かせない一方で、成長途中の脳には見過ごせない影響を与えることもあるのだといいます。
では、ショート動画や倍速視聴が当たり前になった今、子どもの脳では何が起きているのでしょうか。(略)
◆タイパ重視で「集中力」が低下した
現代の若者の行動で気になっていることは、倍速で動画を見る習慣です。ドラマや映画にネット動画、大学や予備校の講義まで。10〜20代の人たちにとって、倍速視聴はもはや当たり前なのかもしれません。
世の中にはたくさんの動画コンテンツがあふれていて、話題の映画やドラマをチェックしておかないと話題に乗り遅れてしまう。
でも、自分の時間は他のことにも使いたい……。そんな「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する姿勢が、動画視聴にも表れていると感じます。
そして聞いてみると、今は小学生たちも、動画やアニメを1.5倍以上の速さで見ることがあるのだとか。ショート動画と同じように、「速いほどいい」「短いほどいい」という今の子どもたちの嗜好には驚くばかりです。
しかし、こうした展開を速めたアニメや短くテンポのよい動画のような刺激にばかり慣れてしまうと、一つのことに長時間集中するのが難しくなります。話の内容への注意力が持続できなくなり、長い時間ストーリーを追うことに疲れたり、飽きたりしてしまいます。
その結果、いつの間にかドラマも動画も通常の速度では見られなくなっていたり、2時間座ってじっくり映画を見ることに耐えられなくなってしまったり……、ということが起こってくるのです。
つづく
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No.1 主 さっぱり系ばかりで飽きる
26/09/24 10:42:13
実際、動画の倍速視聴は、脳にとってかなり負荷のかかる行為です。
というのも、脳にはさまざまな部位があり、情報を見たり聞いたりする役割と、それを理解したり、感情を生み出したりする役割は、異なる部位が担っています。
ですから、情報のスピードが速すぎると、脳の処理が追いつかなくなってしまうのです。これでは脳が疲れ、集中できなくなるのも無理はありません。
さらに、子どもたちの集中力が低下している原因としては、デジタル機器特有の「マルチタスク化」も挙げられます。
皆さんは、スマホがそばにある状態で仕事や家事をしているとき、ひっきりなしに届くメールやSNSの通知が気になり、作業を中断してスマホを確認してしまったという経験はないでしょうか。
また、テレビを見ていて気になることがあるからとスマホで調べたり、逆に調べものをしていたのにニュース記事が気になり、そちらを読み始めてしまったり……ということもあるかもしれません。
このように、デジタル機器による大量の情報に脳が常にさらされたり、デバイスやコンテンツを行ったり来たりすることは、注意力散漫な状態を慢性化させてしまい、集中力がどんどん短くなることが数々の研究により明らかになっています。
同様にお子さんたちも、効率がいいからと、宿題をしながらスマホでYouTubeを見ていたり、ゲーム機を操作しながらタブレットで動画を流していたり、食事をしながらSNSをチェックしたり……ということはないでしょうか。
つづく
返信
No.2 主 さっぱり系ばかりで飽きる
26/09/24 10:42:50
実は脳科学的にも、人間の脳はそもそもマルチタスクに向いておらず、ほんの一握りの人を除きほとんどの人は、「一度に一つのことにしか集中できない」 ことがわかっています。
ですから、同時に複数の物事を進めると、集中力を分散させることになり、それぞれのパフォーマンスは確実に落ちてしまいます。
デジタル機器の操作は簡単なので、同時進行できると思いがちですが、大人でも子どもでも、集中力を失わずマルチタスクをこなすことは、非常に難しいことなのです。
そうして子どものうちからタイパ重視の生活を送り続け、集中力が低下すると、今度はひとつのことにじっくり取り組む忍耐力もなくなっていきます。
園や学校で椅子に座っていられない、人の話を最後まで聞いていられない、感情のコントロールがうまくできない、といった行動が現れてきたら、デジタル機器との付き合い方を少し見直してみるのもいいかもしれません。
最近話題になっている“ドパガキ”。想像以上に深刻な「ショート動画中毒」について、次回詳しく解説します。
〈著者プロフィール〉加藤 俊徳
新潟県生まれ。脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。 株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳番地トレーニングの提唱者。小児から超高齢者まで1万人以上を診断・治療。著書には、『アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書』(あさ出版)、『発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング』(秀和システム)、『50歳を超えても脳が若返る生き方』(講談社)など多数。
https://withonline.jp/with-class/education
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