• No.60 ところてん

    26/07/19 19:40:34

    発達障害(ASDやADHDなど)の遺伝率は非常に高く、約70〜80%と報告されています。

    ただしこれは「親が発達障害なら子どもも同じ確率で発症する」という意味ではありません。
    生まれ持った遺伝的要因に加え、環境や胎内の状況など複数の要素が複雑に絡み合って特性が現れます。

    発達障害の遺伝率に関する詳細行動遺伝学などの研究において、発達障害の遺伝の関与の大きさ(遺伝率)は以下のように推定されています。

    ◇自閉スペクトラム症(ASD)
    約70〜90%

    ◇注意欠如・多動症(ADHD)
    約60〜90%(平均約70〜80%)

    ◆知っておくべき3つのポイント「遺伝率」=「発症する確率」ではない

    遺伝率は、その特性(個人差)がどれくらい遺伝で説明できるかを示す統計上の指標です。単一の遺伝子疾患とは異なり、多数の遺伝的要因と環境要因が重なって初めて特性が表面化する「多因子モデル」で説明されます。 

    ・両親以外からの影響もある
    特定の親からそのまま引き継ぐ単純なものではなく、両親それぞれの持つ微細な遺伝的特徴が組み合わさって影響します。

    ・環境要因も重要
    妊娠中の母体の健康状態や栄養、生まれてからの生育環境や周囲のサポートの有無などが、特性のあらわれ方や生活のしやすさに大きく影響します。


    発達障害は親の育て方や本人の努力不足によるものではありません。遺伝という変えられない要素を変えようとするのではなく、特性に合わせた環境調整や早期のサポートが重要となります。

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