• No.1 シャコガイ

    26/06/17 16:08:34

    ◆なぜ朝の菓子パンで顔の印象が変わるのか

    理由として考えられているのが、食後の血糖変動。精製炭水化物を多く含む朝食は、血糖値を急に上げます。すると体はインスリンを出して血糖値を下げようとしますが、その反動で食後しばらくして血糖値が下がり過ぎる(反応性低血糖)ことがあります。研究では写真撮影のタイミングである食後2時間ごろ、高血糖タイプの朝食だけで低血糖が生じていました。

    低血糖と聞くと、手の震えや冷や汗を想像するかもしれませんが、実はもっと軽いレベルでも、顔色や皮膚の血流にダイレクトに影響します。低血糖状態では、皮膚の血流が低下するため、肌の血色が悪くなり、不健康や老けの印象につながるという方程式です。「なんとなく顔色が悪い」「むくんでいる」「表情に張りがない」など、人はそうした微細なサインを本能的に読み取ることで「今日の〇〇さん、表情が冴えないな(魅力が少ない)」と判断しているわけです。

    ◆「糖」は長い目で見ると老けにも関係する

    もう一つ、無視できないのが糖化。終末糖化産物(AGEs)という単語を耳にしたことはあるでしょうか。血糖値が慢性的に高い状態が続くと、糖がコラーゲンなどのたんぱく質と結びつき、AGEsと呼ばれる物質が増えます。肌の奥(真皮)にあるコラーゲンは、肌のハリを保つ「スプリング」の役割をしています。AGEsが増えると、このスプリングがいわばさびて硬くなってしまいます。その結果、皮膚の弾力が低下し、しわやくすみ、たるみといった「老け」の原因となるわけです。

    実際、オランダの研究では、約600人の顔写真を評価したところ、血糖値が高い人ほど「見た目年齢」が高く判断されていました。糖尿病でない人だけに絞っても、血糖値が約18mg/dL 高いごとに、見た目年齢は約0.4才高く見えるという結果でした。

    ちなみに、食事だけでなく「睡眠不足」も見た目には大敵。実際、たった2日間の睡眠時間を削っただけで、顔の魅力が低く評価されるだけでなく、「この人と関わりたいと思わない!」と明確に避けられることが別の研究で判明しています。「寝不足の朝に、時間がないから菓子パンをかじる」は魅力度を究極に落とすNG行為になるわけです。

    続く

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