• No.2 ほら~だから言ったでしょ!(言ってない)

    26/04/10 09:36:43

    ◆AIが生んだ第3の思考と人間の思考力

     そもそも人間の思考とはどのように働くのだろうか。

     ノーベル経済学賞を受賞した心理学者のダニエル・カーネマン博士は、人間の思考を2つのモードに分類した。

     1つ目は「システム1」と呼ばれる思考だ。

     瞬時に、ほぼ自動的に働く直感的な判断のことで、「空が暗くなってきた、雨が降りそうだ」と感じるような、素早く無意識に行われる処理がこれにあたる。

     速くて便利だが、思い込みや先入観による誤りが起きやすい。

     2つ目は「システム2」と呼ばれる思考だ。

     時間をかけてじっくりと論理的に考える、意識的な判断のことで、難しい問題を解くときや重要な決断をするときに使う。

     正確だが、時間と集中力を必要とするため、人間は無意識のうちにシステム2の使用を避けようとする傾向がある。

     ショウ氏とネイブ氏は、AIの登場によってこの2つに加えて第3の思考モードが生まれていると主張する。

     それが「システム3」、すなわち「人工的認知」だ。

     自分の頭で考えるのではなく、AIが代わりに判断・推論を行い、人間はその結果をそのまま受け取る。この3つの思考モードを統合した枠組みを、研究者たちは「トライシステム理論」と呼んでいる。

     電卓やカーナビのような従来のツールとは根本的に異なる点がある。

     電卓の計算結果は自分で確認するし、カーナビの指示がおかしければ自分で別のルートを選ぶ。

     こうした使い方を研究者たちは「認知オフローディング」と呼ぶ。自分の思考を補助するために道具を使いながら、最終的な判断は自分で行う状態だ。

     一方「認知的降伏」はこれとは異なる。AIの答えを確認することも疑うことも行わず、判断のプロセス自体を完全にAIに明け渡してしまう状態だ。

     研究者たちはこれを「推論そのものの無批判な放棄」と表現している。

    ◆next

コメント

ニックネーム

必須

全角20文字以内

画像投稿時にOpen AIを使用して投稿の可否を判断しています

コメントを書く

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。