令和の今、古文・漢文を大学入試に課せる意味を教えてください。 へのコメント（No.83）

>>83
あなたが学び直した歴史だって、それを紐解くには誰かが昔の文献を解読しなければ埋もれたままなのよ。
まあ主に解読するのはそれ専門に研究してる人たちなんだけど、研究を次世代に繋いでいくためには、絶えずその専門家を発掘・育成してかなきゃいけないよね？
1000人に古文・漢文を教えて999人が興味を持たなかったとしても、たった1人でも面白い、もっと知りたいって感じてその道に進んだとしたら、義務教育で古典文学を学ばせることに充分に意味はあると思うな。

逆に、学生時代に全く教えられず大人になって初めて古典に出会ったとして、何の下地も教えてくれる人もなしに独学で仕事の隙間時間に古典を読もうって努力するのはなかなか難しいと思うよ。
いまは学生時代に習ったことがあるから人によっては簡単だって判断してるけど、仕事に追われてる大人が独特の文法と言い回しで構成されてる文章を初見でじっくり解読しようなんてあんまり思えないでしょ。
大人になって興味がある人だけ学べばいいってなったら、門戸が狭くなってあっという間にその学問自体が廃れるし、連動して歴史の解析も鈍ると思うよ。