玉石
お布施の75%が葬儀社の手数料に 「ぼったくりで割高」憤る僧侶
2025年11月23日 11時00分
朝日新聞
ピコン、ピコンと、神奈川県の浄土系宗派の寺で副住職を務める50代の男性のスマートフォンが鳴った。
「○○区の葬儀場で今週末に葬儀……」
副住職が登録している、僧侶の手配アプリからの連絡だ。インターネット葬儀サービス事業者(以下は葬儀サービス)が運営するアプリで、登録料は月額数千円。首都圏で葬儀案件が発生すると、葬儀サービスからこうした連絡が入り、行ける場合は返信する。
指定された日時に葬儀場に行き、面識のない故人と遺族の前でお経をあげる。報酬は、葬儀サービスが施主から受け取るお布施総額の約25%。たとえば施主が8万円のお布施を納めた場合、僧侶への報酬は2万円、残り6万円は業者の手数料になるという。
葬儀場への交通費はすべて僧侶側の自己負担。それでも「数」をこなさなければ、生活は苦しいという。
派遣された葬儀先では四十九日法要の営業が推奨されている。契約を取ったらマージンが加算される。
従来は、菩提(ぼだい)寺と檀家(だんか)の間で直接受け渡されてきた「お布施」だが、最近は葬儀業者が介在することも多い。
記者は、首都圏の大手葬儀社が2022年に僧侶らに配った「お布施額表」と題された資料を入手した。(続きは有料記事)
https://www.asahi.com/articles/ASTCD21SQTCDULLI00CM.html
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