中国製リチウム電池を使用のスピーカーが発火しマンション火災【Anchor】

リチウムイオン電池製品に関わる火災 リコール対象で100件超か

NHKニュース
2025年10月2日午後6時50分

モバイルバッテリーなど、リチウムイオン電池を使った製品による火災が相次いでいますが、この3年余りの消費者庁のデータをNHKが分析したところ、電池の欠陥などですでにリコールの対象となっていた製品が原因とみられる火災が、100件以上起きていたことが分かりました。

専門家は、リコール情報が十分に消費者に届いておらず、改善すべきだと指摘しています。

■充電中のスピーカーから出火か 1室全焼の火事も

消防や関係者によりますと、ことし7月、静岡県浜松市のマンションの1室から火が出て、火元の部屋およそ90平方メートルが全焼しました。

この部屋には70代の女性が1人で暮らしていましたが、火事が起きた当時は外出中で、けが人はいませんでした。

火事の原因について、消防や警察などが調べたところ、燃え方などから寝室に置かれていたリチウムイオン電池が使われた充電中のスピーカーから火が出た可能性が高いことが分かったということです。

続>>1■製品はアンカー・ジャパンの「Anker SoundCore ブラック」