病院って疲れるけどジジババはつかれないのかな へのコメント（No.182）

医療関係者です

高齢者にとっては「些細なこと」じゃないんです
むしろ、病院通ってない超健康体の高齢者の方がかなり珍しいです
皆さん大体、腰椎圧迫骨折・骨粗鬆症・腎臓疾患・前立腺疾患・その他諸々の、決して軽くはない疾病を抱えてます
継続的・専門的な治療や投薬が必要だから来るんです
安否確認的な意味合いもあります
湿布貰うのも、お友達に会うのもあくまで「ついで」や「たまたま」です
それ目的で来てるわけじゃないです

風邪だと思って受診したら肺炎だった
おできだと思って受診したら癌だった

ちょっとした症状から深刻な病気が発見されるのは、病院ではよくあることです

＞待ち時間、薬の時間って考えたら家で休んでる方がマシだわ

こう考えてる方は大体重症化してからやっと
「あれ、これもしかしてヤバい？」
と感じて慌てて受診しますが、大体は医師に
「ここまで酷くなる前に何故もっと早く来なかった!!!」
とめちゃくちゃキツく叱られてます
あと、普段は自覚症状のない病気（高血圧、高脂血症、糖尿病など）だと、それ故に「普段何ともないからいいや～」と真面目に治療しない・薬を飲まない方も結構いますけど、後から重症化して取り返しがつかない状態になる方がほとんどですし、そういう方に限って
「この程度の病気も治せないヤブが！」
「薬ばっか大量に出しやがって！」
とか言います
そうなるように仕向けたのは、そこまで病気を放置して真面目に治療に取り組まなかった、患者さんご本人です

治すのも悪化させるのも、結局は本人次第なんですよ…