高校教諭が女子生徒に「こんな奴と誰が付き合うねん、クソブス」「絶対彼氏できひんやろ」不適切な発言

不適切な発言で減給処分
卒業生や元教え子に性的行為で教諭2人を懲戒免職も　大阪府教委

大阪府教育委員会は1日、女子生徒に「ブス」「ブサイク」と繰り返すなどの不適切な発言をしたとして、府立高校に勤務する男性教諭（26）を減給1か月の懲戒処分にしたと発表しました。また、未成年と知りながら元教え子らにみだらな行為に及んだなどとして、別の男性教諭2人を懲戒免職処分としました。

■「このままブサイクでいいのか」ハンドボールの授業では「顔に当てたれ」
　大阪府教育委員会によりますと、府立高校に勤務する男性教諭（26）は去年11月、担任をしていたクラスの女子生徒・保護者との三者面談で女子生徒の性格を指し、「言葉が悪いですが、このままブサイクでいいのですか」と発言。

　さらに、体育の授業では、ハンドボールでゴールキーパーをしていた女子生徒に対し「顔に当てたれ」、持久走の際には「こんな奴と誰が付き合うねん、クソブス」「体育の単位落としたろ」「あいつブスやから絶対彼氏できひんやろ」と発言したということです。

　今年2月、男性教諭の言動を不適切と感じた別の生徒の保護者からの連絡で一連の不適切な言動が発覚。教育委員会の聞き取りに対し、男性教諭は「指導しても改善の意思が見られないため、より強い言葉を使って指導しようとした。冗談のつもりだった」などと話しているといい、教育委員会は1日付でこの男性教諭を減給1か月の懲戒処分としました。

■「卒業生であれば」「同意があった」卒業生や元教え子に性的行為
　また教育委員会は、卒業生の女子生徒にみだらな行為をしたなどとして、2人の男性教諭を1日付で懲戒免職処分としました。

　公立の中学校に勤務していた男性教諭（39）は、女子生徒と私的な連絡を取り合うようになり、卒業後も18歳未満であることを知りながら、ホテルや自家用車で複数回にわたりみだらな行為に及んだほか、別の18歳未満の卒業生とも性的な行為を行ったということです。

　また、別の府立高校に勤務する男性教諭（48）は、前の勤務先の女子生徒とメールのやり取りを続け、遊びに行った際に体調不良を訴えた女子生徒を病院を受診させた後に自身の自宅に連れていき、胸を触ったりキスをしたりするなどのわいせつな行為に及んだということです。