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千葉県松戸市教育委員会は11日、市立小学校の30代女性教諭が昨年10月、特別支援学級2年だった男子児童(8)を抱きかかえてごみ箱の中に立たせた上でごみ箱ごと蹴り、転倒させる体罰があったと発表した。児童は前歯1本を折るけがを負った。
市教委によると、教諭は校長に対して当初「蹴ったごみ箱が児童に当たり、転倒した」などと虚偽の説明をしていたという。
体罰は昨年10月8日午後、校内の相談室で起きた。教諭は「子どもがごみ箱を蹴ってしまうのをやめさせたかった」と話している。児童をごみ箱に入れた上で蹴る行為を同月中に他にも2回しており、この際はけがはなかった。
児童の保護者が県警に1月、被害を相談。校長が県警から受けた説明と教諭の話に齟齬があり、虚偽の説明をしていたことが分かった。
市教委は県教委に事案を報告し、県教委が教諭の処分を検討する。
市役所で記者会見した波田寿一教育長は「児童や保護者さまに心よりおわび申し上げる。信頼回復に向けて全力で取り組む」と陳謝した。
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