｢おきあがりポロンちゃん｣が終売　64年の歴史に幕

ローヤル、「おきあがりポロンちゃん」終売を発表　64年の歴史に幕

2024年12月19日

　ローヤルは、12月18日子ども用玩具の「おきあがりポロンちゃん」を終売することを発表。最後の出荷が行われたことを公式X（Twitter）とInstagramで報告しました。

　おきあがりポロンちゃんは、ローヤルが1930年（昭和35年）に発売した日本製の子ども用のおもちゃ。職人がひとつずつ手作業でチューニングしたチャイムを使用しており、心地よい音色になるよう、起き上がりの揺れ方も調節しているとのこと。

　ゆれるたびに、「コロンコロン」と優しい音が鳴る仕様で、昭和のベビーブーム期には出産祝いの定番品として愛されていました。

　しかし、2023年の国内工場の廃業に伴い、生産終了が決定。残りわずかとなっていた在庫の最後の出荷が行われ、終売となりました。

　終売を告知するXの投稿には、「私も私の子供もお世話になりました。ありがとうございます」「56年前、妹が赤ん坊の時に我が家にやって来たポロンちゃん。寂しいねぇ……」「私（おそらく赤ちゃんの頃の記憶）が大好きで、遊んでいる写真もたくさん残っています。娘が産まれる時、一番先に用意したおもちゃです。ありがとうポロンちゃん」「名前も知らずにお世話になって、お別れの時に名前を知るという、、、寂しいよーポロンちゃん」など、感謝と思い出を語るコメントが寄せられています。

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/2412/19/news134_0.html