令和6年度久御山町職員採用試験で提出を求められている履歴書は不適切である

令和6年度久御山町職員採用試験（https://www.town.kumiyama.lg.jp/0000005291.html）に当たり、久御山町から町指定の履歴書（添付画像はその一部）（https://www.town.kumiyama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5291/rirekisho.new.pdf）（https://www.town.kumiyama.lg.jp/cmsfiles/contents/0000005/5291/rirekisho.seishoku.xls）の提出を求められているが、その中の「最近の出来事で興味を持ったもの、印象に残っているものを記入してください。」という欄は不適切である。地方公務員法第13条は「全て国民は、この法律の適用について、平等に取り扱われなければならず、人種、信条、性別、社会的身分若しくは門地によつて、又は第十六条第四号に該当する場合を除くほか、政治的意見若しくは政治的所属関係によつて、差別されてはならない。」と定めている。そして、職員の任用は同法第３章第２節に定められており、そうであれば職員の採用について「政治的意見若しくは政治的所属関係によつて、差別されてはならない。」ことは当然である。
然るに応募者の政治的意見に触れる畏れの高いかかる設問は不適切である。
実際、厚生労働省も「就職差別につながるおそれがある 14事項」の中に「思想に関すること」が列記しており（https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/consider.html）、久御山町指定履歴書の冒頭設問はまさに厚生労働省が就職差別につながるおそれがあるとした「思想に関すること」を否が応でも答えさせるものであり、甚だ不適切である。
問い合わせフォーム（https://www.town.kumiyama.lg.jp/mailform/inquiry.cgi?so=d43429d8f0dafd745468ab8a11c75da8f6417bd1&ref=https%3A%2F%2Fwww.town.kumiyama.lg.jp%2F0000005291.html）を使ってこのことを糾問しよう。