• No.7 看護師

    24/10/09 09:06:05

    [画像]植松聖死刑囚がいる東京拘置所(筆者撮影)

    ■実は意外に多い死刑囚の獄中結婚と養子縁組

     死刑確定者の「獄中結婚」あるいは「獄中養子縁組」は、実は一般に思われている以上に多い。例えば、『創』に以前、手記を書いた寝屋川中学生殺害事件の山田浩二死刑囚もそうだし、和歌山カレー事件の林眞須美さんも一時、養子縁組した人が接見を重ねていた。

     獄中結婚も養子縁組も意味合いは同じで、要するに、死刑が確定すると、家族と弁護人以外は基本的に接見禁止となってしまう。一部、拘置所の判断で「知人」にも特別接見が認められることはあるのだが、近年は申請しても認められないことが多い。だからそれでも接見したいという場合は、獄中結婚か養子縁組するしかない。

     死刑確定者の接見禁止については、拘置所側は心情の安定のためなどと言うが、多くの死刑囚にとっては心情の安定どころか、社会と隔絶されてしまうことは恐怖の対象でしかない。しかも執行当日の朝に突然知らされるから、毎日、執行の恐怖に怯えて過ごさなければならない。袴田巖さんが精神的変調をきたしたのも、死刑確定の後だった。秘密のヴェールに覆われて実態は知られていないが、拘禁症を発症する人も少なくないと思われる。

     私は、埼玉連続幼女殺害事件の宮﨑勤元死刑囚とは12年間つきあい、創出版から彼の本も2冊(『夢のなか』『夢のなか、いまも』)出しているが、死刑確定の前に彼が最も気にしていたのは、接見禁止にどう対応するかだった。

     彼の死刑が確定したのは2006年2月だが、実はその年は、旧監獄法の改正という歴史的出来事があった。死刑確定者だけでなく刑務所に服役していた受刑者も含めて、外部交通権に変化があった。獄の扉が大きく開かれかけた年だった。

     その影響で、宮﨑元死刑囚とは、死刑が確定して接見禁止がついた後も、私は一時、接見が許されたのだった。宮﨑元死刑囚は接見禁止がついた後に私が接見に訪れたのを見て、驚きかつ喜んで、口元がゆるんだ。いつも接見時には無表情でボーっとしていた彼が初めてそういう表情を見せたことに、私の方が驚いた。

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