実在しない妹になりすまし、戸籍マイナンバー不正取得

実在しない25歳ほど若い妹になりすまし、不正に戸籍を取得した罪などに問われている73歳の女の裁判で、女は、「年齢に関係なく仕事がしたかった」と語りました。

東京・大田区の吉野千鶴被告は、実在しない25歳ほど若い妹、「岩田樹亞」を名乗って、ウソの書類を区役所に提出し、不正に戸籍を取得した罪などに問われています。

8日の被告人質問で吉野被告は、弁護側から動機を聞かれると、「年齢に関係なく気持ちよく仕事がしたかった」と答え、「職場では採用や配転について、年齢でステレオタイプ的に当てはめられる風潮が強い」と述べました。

また、職場での同年代の女性への扱いについて聞かれると、「陰で女性がばばあと言われているのを聞くのが嫌で、自分がその中に入れられているのではと思った」と述べました。

検察側は、「身分証明制度の信用性を著しく害した犯行」として懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予つきの判決を求めました。

2024/5/8(水)
[日テレNEWS]
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