「麻酔治療が必要なむし歯は1本もなかった」司法解剖した医師が証言 死亡した2歳女児 過剰治療か

匿名

五徳

24/04/23 12:04:38

7年前、福岡県内の歯科医院で2歳の女の子がむし歯の治療後に死亡した事件で、当時司法解剖し鑑定書を作成した医師が「麻酔治療が必要なむし歯は1本もなかった」と証言しました。事件をめぐっては歯科医院の院長…

「歯をあけて一目見てびっくりしました。歯肉に麻酔薬を打って削る、そういう治療が必要な歯は少なくとも、私と口腔外科の医師、歯科の助手の医師、司法解剖の場にいた3人で見た限りでは疑問だなと思いました」

法医学者として、これまで4500体の遺体を解剖した九州大学名誉教授の池田典昭さん(67)。(略)

「解剖時、一緒にみた口腔外科の医師も全くおなじことを言いました。叶愛ちゃんの歯には、ほんのちょっとしたつめものがいくつかつけてあった。要するに、ちょっとした削り。その程度の削りだったら神経にまでいかないので麻酔をかける必要がない。むし歯があったとしてもその程度なんですよ。むし歯はなかったんじゃないか。ないところをちょこっと削ってちょっと詰めたという可能性もある。そもそも痛くなるほど深く削っていないので、なんで麻酔を注射をしたのか」(略)

九州大学名誉教授・池田典昭医師

「乳歯なのでそのまま抜けるのを待ってもいいし、他の歯にむし歯が進まないように予防的に治療する、その程度の治療でじゅうぶんだと思います。ですから何も危険性のある麻酔をかけて削る必要がないのではないか。何か所も麻酔の注射をうったということなので、ひとつはそれでびっくりしました」

実は、小児の歯科治療をめぐっては「過剰治療」になりやすい構造的な問題がかねてから指摘されています。また、今の医療保険制度では、歯を削るほど高い診療報酬が得られるしくみがあります。歯を1本削った場合、歯科医師が得る保険点数は120点(1200円)です。その後に詰め物をする処置まで含むと、315点(3150円)になります。一方、削らずに進行止めの薬を塗った場合は、3本までは一律に46点(460円)なのです。

そして、小児の場合はさらに利益が大きくなる構造があります。「1200円をとるか、460円をとるか。モラルハザードを起こしたら、『これ削ってやろう』となってしまう」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1129667

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