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高熱や発疹の症状で、最悪の場合、死に至ることもあるはしか。その予防対策について、いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長に話を聞いた。
「マスクやうがい、手洗いはウイルスを除去するという意味では効果はないわけではないが、実際は空気感染による感染力のあまりの強さにより、手洗いでは不十分。マスクもウイルスの粒子が非常に小さいため、すり抜けてしまう。このはしかのウイルスを予防できるのは、ワクチンのみである」
感染力が強く、免疫力がないと一気に広がってしまうはしかのウイルス。予防に有効なのはやはりワクチンだという。
「1回の接種だと、約95%の人は十分な抗体価がつくが、残りの5%の人は抗体価が十分にならないため、感染にはまだ弱い状態となってしまう。2回接種をするとほぼ100%の人が十分な抗体価がつくと考えられる。そのためには2回接種が必要であり、ぜひともワクチン接種、2回接種を考えていただきたい」(伊藤院長)
今、日本でも感染が相次いでいるはしか。南菜さんは感染の広がりを懸念しながらこの状況を見ており、「はしかはただの風邪とは違って、本当に重症化するリスクがある。ワクチンでだいたい防げる病気だと思うので、ワクチンを打ってほしい」と訴えた。
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24/03/30 18:26:27