海鮮鍋
夫は「事実もないのに『浮気野郎』とののしられ、暴行された」
(中略)
「暴力を振るい…」
今回、その典型例として以下のケースを紹介する。「ガンバレ玄さん」のCMやドラマ「スクール☆ウォーズ」に出演するなど、80年代の国民的子役スターで、現在は女優・写真家として活躍している間下このみさんが抱える離婚トラブルである。彼女は現在、離婚係争中なのだ。
2015年4月、このみさんは一人娘を連れて、夫の同意なく別居を開始した。21年には離婚と親権を求め、千葉家裁に夫を提訴。23年、東京高裁へと審議の場が移っている。これまでの判決ではいずれも離婚が認められ、長女の親権者はこのみさんという判断がなされてきた。その一方、高裁判決ではこのみさんによる夫や長女への暴力が認定された。
現在、裁判は夫により最高裁へ上告されている。
このみさんが結婚したのは04年。お相手は11歳年上の一般男性である。06年5月には死産を経験。3カ月後の8月に再び妊娠、07年3月に長女を出産した。胎盤の血管が詰まりやすくなり、死産や流産を繰り返す難病「抗リン脂質抗体症候群」を二人で乗り越えての出産だった。
難病と闘った夫婦の記録は共著として書籍化され、さらにはNHKでドラマ化もされた。
出産までの二人の関係を記したものに目を通すと、絆の強さに胸を打たれる。
「事実もないのに『浮気野郎』と連呼され…」
ところがだ。それから17年、夫婦の関係は一変し、現在は、離婚と親権について裁判で争っている。おしどり夫婦というイメージが強かった二人の間にいったい何があったのか。
夫が口を開いた。
「このみは子役として活躍したとは思えないぐらい自己肯定感が低いんです。夜中、壁にガンガン頭を打ちつけながら『私なんかいなくなればいい』などと大声で叫び続けることがしばしばでした。08年ごろには、乳幼児だった娘を激しく揺さぶりながら怒鳴りつけたり、大声で怒り出して寝室に閉じこもったり。私が痩せただけで浮気したと決めつけられ、事実もないのに子どもの面前で『浮気野郎』と連呼され、激しくたたいたり、蹴ったりを繰り返されました」
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