- なんでも
- びんちょうまぐろ鍋
- 24/03/27 18:37:05
駅員
「エスカレーターに服が挟まれてしまい、意識がない模様だ」
現場は1階のホームから2階の改札に向かう上りのエスカレーターです。警察によりますと、エスカレーターを上りきったところ、向かって左側に男性がうつぶせの状態で倒れていました。男性はスーツ姿で、着ていたジャケットの腰のあたりが手すりの下の部分に挟まっていたということです。
発見された時、少し出血していたという男性。消防が衣服を切断して救助しましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。亡くなったのは会社員の鈴木守さん(72)。死因はまだ分かっていません。
■エスカレーター“服巻き込まれた状態”
“エスカレーターの巻き込み事故”といえば、足を乗せる「ステップ」の部分に「ズボンの裾」や「サンダル」が挟まり、事故につながったケースが数多く報告されています。
一方で、「手すり」に挟まれることはあるのでしょうか。
京都エレベーター 取締役 佐野栄次さん
「手すり自体、挟まれるということは、この業界のなかで働いているなかでは初めて聞いたのではないか」
長年、エスカレーターをはじめとする昇降機のメンテナンスに関わってきた京都エレベータの佐野さんに聞きました。今回の事故、どのような原因が考えられるのでしょうか。
京都エレベーター 取締役 佐野栄次さん
「(手すりが)ターンして裏面が見えてくるところだと、服とかも巻き込まれる可能性はあると思う。ハンドレール(手すり)側にすごく寄って立っていたとかだとジャケット、服がその隙間に入る可能性がある。服が巻き込まれて(体に)食い込んでいったとか、圧迫されてというのもあるかもしれないが、そうなった場合には手すり(エスカレーター)も止まるので、転んだ後に服が巻き込まれた。(巻き込まれて)バランスを崩されて転んだというのも一つあるのかな」
警察は防犯カメラの映像などを確認し、事故の状況を調べています。
- 0 いいね