- なんでも
- 渦
- 24/02/15 10:54:32
タレントの松本明子さんは、空き家となった実家の管理に1800万円を使ったという。2038年には、国内の空き家総数は2300万戸になるとの予測もあるなか、この問題は、誰にとっても他人事ではない。※本稿は、『今すぐ、実家を売りなさい 空き家2000万問題の衝撃』(光文社)の一部を抜粋したものです。
誰も住んでいなくても、毎年の固定資産税や火災保険、電気やガス、水道などの公共料金、庭木の剪定代などがかかってきます。自分が住んでいる家なら必要経費と思ってあまり気になりませんが、住んでいない家による出費は気が重いものです。
そして、10年も20年も空き家のままにしていたら、500万円、1000万円といつの間にか出費が累積してしまうのです。
さらに、人が住んでいない期間が長いほど家は傷んでしまいます。たとえ空き家の活用方法が見つかっても、遺品整理や残置物撤去などの片付け代やリフォーム代がかさんでしまいます。
片付けでは、ゴミの処分費用そのもの以上に作業の人件費が大きく、100万円単位でかかります。ちなみに片付け業者に頼むときには、見積もりにバラつきが出ることが多い業種なので、必ず数社に見積もりを出してもらって選ぶことをおすすめします。
リフォーム代も家が傷んでいるほど、当然高額になります。結局、長年家を放置していたために、2000万円くらいかかってしまった……ということになりかねないのです。
処分するのに総額1800万円! 松本明子が払ったお金
タレントの松本明子さんも、そうした空き家問題に直面したお一人です。2018年に、香川県高松市にあるご実家を600万円で売却されました。松本さんは芸能活動が軌道に乗った27歳のときに、両親を高松から東京に呼び寄せ、そのときから実家は空き家となっていました。
そして2003年にお父様が亡くなり、松本さんが相続したときに、「空き家問題」が重くのしかかってきたのです。
固定資産税を払い続け、リフォームを繰り返し、管理や片付けのために往復し、気づいたら空き家の管理にかけた費用は1800万円にまで増えてしまいました。そして、「空き家バンク」にたどり着き、最終的に希望額の600万円で買主が見つかったのです。
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