- なんでも
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>>127
脳の専門家もこう言ってる。
加藤:あまりに幼い頃から矯正を開始すると、脳内に新たな回路をつくることで混乱をきたす場合があるんです。結果、右と左を言い間違えてしまう左右失認(さゆうしつにん)が起こります。
いわゆる「左右盲(さゆうもう)」になったり、言葉がスムーズに出てこず、つかえて同じ音を繰り返してしまう「吃音症(きつおんしょう)」になるケースもあります。
──ええっ、そういうリスクがあるんですね。知りませんでした。
加藤:じつは、この二つの症状は幼い頃、右手を使う訓練をしていたときに私も出ました。
私は4歳のとき、自ら希望して右手で習字を習いだしたのですが、話そうとしても、うまく言葉が出なくなることがあって、無口になっていきました。これは20歳頃までがかなりひどく、60歳になったいまでもその名残があり、つっかえてしまうことがしばしばあります。
必ずしもみんなにこの症状が出るとは限りませんが、そういったケースもある、ということは把握しておいたほうがいいかもしれませんね。
あとは、右手と左手どちらも使えるからこそ選択肢が増えてしまって、かえって効率が悪くなる、ということもあります。
たとえば、転んだときに利き手が決まっていれば迷わずさっとかばうことができますが、どちらも使える状態だと、一瞬の迷いが生じてしまいます。「どちらの手を出すべきか」と考える隙が生まれてしまい、判断のスピードが落ちるんです。
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24/02/04 00:38:50