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- 24/02/02 20:02:59
原型をとどめないほどに崩れ落ちた家屋。
今回の地震による石川県内の死者は1日時点で240人。
県が氏名などを公表した129人の9割近くの死因が「家屋の倒壊」でした。
地震で損壊した住宅は約4万8000棟です。
被害が拡大した要因のひとつとして、住宅の耐震化の遅れが指摘されています。
大きな地震が発生するたびに見直されてきた「耐震基準」は、特に1981年の法改正で基準が大幅に引き上げられ、それ以前を「旧耐震基準」、それ以降を「新耐震基準」と呼ぶようになりました。
1995年の阪神淡路大震災を受けて、2000年にも基準が改正されました。
セルフチェックポイントの1番目、外壁・基礎の傷み小さなひびは問題ありませんが割れ幅0.3ミリ以上は要注意です。
この家にも、やや大きめのひびが。
耐震診断士 田中雅実さん:
「ここから水が入らないように外壁材を塗り替える必要がある」
こうしたヒビを放置しているとどうなるのか、家の中へ移動すると。
耐震診断士 田中雅実さん:
「雨漏りをしている可能性がありますね。壁にシミができていますね」
セルフチェックポイント2番目は、天井・壁のシミ壁にできたシミ。
深く入ったヒビからの雨漏りが原因とみられ、住宅の劣化を示す危険なサインです。
家の中のチェックポイントはほかにもあります。
耐震診断士 田中雅実さん:
「床の傾き、壁の傾きをチェックします」
セルフチェックポイント3番目は家の傾きです。
耐震診断士 田中雅実さん:
「この部屋で言いますと、ここに隙間が空いているので、柱が傾いている可能性がある」
ドアや窓が閉まりにくかったり、床に物を置くと転がったりするのは要注意です。
バランスが悪く耐震性が低い可能性があります。
ほかにも、水回りにある点検口から床下の木材が腐っていないか。
増改築した時に壁や柱を撤去していないか。
などがチェックポイントです。
田中さんは、セルフチェックで気になる点があった場合は、専門家による耐震診断をすすめています。
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