【毎日新聞】ナシ農家ピンチ、花摘みボランティア急募　中国産花粉輸入停止　千葉

ナシの一大産地の千葉県市川市は、ナシの花粉を採取する「花摘みボランティア」の緊急募集を始めた。近年、花粉の輸入を頼ってきた中国で火傷病（かしょうびょう）が広がり、輸入は停止に。農家は自家花粉を使うことになるが、花粉は開花に合わせて集中的に採取する必要があり、農家の強い要望を受けて急募となった。

　植物が火にあぶられたように枯れる火傷病は国内で発生したことはないが、原因となる火傷病菌はリンゴやナシなどのバラ科植物に感染し、木全体を枯らすこともある。菌を含んだ泥が昆虫や風雨で運ばれ、感染が広がることもあるといい、農林水産省は2023年8月、中国産の苗木や花粉の輸入を停止した。

　同市農業振興課によると、市内約200軒のナシ農家のうち、各農家によって自家花粉との割合は異なるものの約9割で中国産の花粉を使っていた。

　花摘みボランティアの活動期間は3月25日～4月7日。応募できるのは18歳以上で、経験は問わないが、事前に1時間半ほど研修を受ける必要がある。申し込みは2月9日までに市のホームページから。問い合わせは同課（047・711・1141）へ。【石塚孝志】


中国産の花粉使ってたんだね。
知らなかった。
他の梨農家もそうなのかな？