「歌劇団員の死後、旅行の話を楽しそうにしていた」

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  • 23/12/06 14:58:37
「歌劇団員の死後、旅行の話を楽しそうにしていた」 宝塚・親会社のトップが音楽学校で衝撃の「面接」「祝辞」

デイリー新潮

現役団員・有愛きいさんの死から2カ月余り。
宝塚大劇場では1日から雪組の公演が始まり、
新理事長は観客に謝罪したものの、
遺族と歌劇団の主張は平行線をたどったまま。
悲劇を生んだ過重労働やパワハラに拍車を掛けたのは、ひたすら利益を優先する親会社トップだった。

目下、有愛きいさんへのいじめやパワハラを
「確認できなかった」とする劇団側と遺族側との
主張には大きな隔たりがある。
加えて、親会社トップである
阪急阪神ホールディングス(HD)の角 和夫会長も本誌(「週刊新潮」)の取材に、
『向こうの弁護士が言ったのが、すべて正しいとは思っていません」 などと言い放っていたのだが、 「今回の悲劇は、角さんが進めてきた利益優先の
経営が引き起こしたといっても過言ではありません」 そう指摘するのは、さる劇団関係者である。

「2005年に阪急HD(当時)の社長に就任した角さんはこれまで、110年の歴史を誇る歌劇団を
“金稼ぎの手段”とみなすような言動が目立ちました。角さんは、先日まで理事長に就いていた
宝塚音楽学校の入学試験で面接官も務めており、
受験する生徒たちに『親御さんの職業は?』
『年収は?』などと、容赦なく質問を投げかけていたのです」

●卒業式の雰囲気が台無しに

劇団員に“チケットノルマ”が課せられていることはすでにお伝えした通り。
さる現役団員の父親が「チケットをさばける生徒は良い役につけてもらえます。(中略)大切なのは親の職業。地域の医師会の役員や上場企業の社長ならば関係者も多く、“ノルマ”もこなしやすい。
トップに上り詰めるためには、実力だけではなく、カネとコネが重要だということです」と、
そう証言していたように、保護者の社会的地位や
収入が大いに意味を持つ。
従って面接における角会長の“コンプライアンス
無視の問い”もうなずけよう。
さらには「角さんは数年前、音楽学校の卒業式でも、『君たちの学費の3分の2は阪急が賄っています。歌劇団に入団した後は、それに見合う働きを
してください』などとスピーチし、式の雰囲気が
台無しになってしまったことがありました」
(前出の劇団関係者)

●「旅行の話を楽しそうに」

続けて、さる阪急関係者によれば、
「有愛きいさんが亡くなって3週間余りたった
10月24日、梅田で関西財界人の会合がありました。そこで角さんは、18年ぶりにリーグ制覇して
日本シリーズに臨む阪神に言及し、
『優勝おめでとう! かなり稼げそうです』と
上機嫌でした。
10月7日には歌劇団が会見を開いて外部弁護士の
調査チームを立ち上げると表明しており、出席者は劇団の動向に関心があったのですが、
角さんは宝塚については触れなかった。
代わりに、会見直後に夫婦で訪れた
ヨーロッパ旅行の話を楽しそうにしていましたね」

角会長は音楽学校の理事長を12月1日付で退任、
後任は歌劇団の村上浩爾理事長が兼任することになった。
組織風土改革を進めるためだというのだが、
親会社の「総帥」として君臨し続ける以上、
一朝一夕に“風土”が変わるはずもない。

12月7日発売の「週刊新潮」では、
「トップスターの人事権すら掌握している」とも
いわれ、陰から宝塚に影響を与え続けている、
角会長の夫人の素顔などと併せてレポートする。

また宝塚歌劇団の凄絶な「ブラック職場環境」に
ついては、【関連記事】『「平日の睡眠時間は30分から1時間」「恐怖の“爆弾ノック”に下級生は震えあがり…」
OGが証言する宝塚内部の「凄絶ハラスメント」』で詳報している。

「週刊新潮」2023年12月14日号 掲載

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