急上昇
乾杯のあいさつが長い
「バレーボール男子・W杯、日本代表3-0スロベニア代表」(7日、代々木第一体育館)
【写真】藤井直伸さんのユニホームを着て涙をこらえきれない関田
世界ランキング4位の日本が、同7位のスロベニアと対戦。ストレート勝ちでこの大会の2位以上が確定し、パリ五輪出場が決まった。
この試合での出場決定はストレート勝ちのみ。第1セットはいきなり5点ビハインドとなるなど苦しい展開だったが、逆転。徐々に力を発揮すると、第3セットは中盤、セッター関田のポイント、高橋藍のサービスエースなどで一気にリードを広げ、押し切った。
第2戦では格下のエジプトにまさかの黒星も喫したが、逆境をはね返しての五輪切符獲得。重圧から解放された石川、高橋藍、西田ら選手は涙が止まらなかった。
勝利の瞬間、選手は背番号3の黒のユニホームを掲げて歓喜。今年3月、がんのため31歳で他界した東京五輪メンバー藤井直伸さんのユニホームで、東レの同僚だった高橋健太郎が「藤井さん、やったぞ!」と高々と掲げた。解説席では藤井さんの盟友、福澤達哉氏と清水邦広も涙が止まらず、「本当に藤井が支えてくれました」と声を震わせた。
試合後のインタビュー。高橋藍は「藤井さん、見てる?やったよー!!!」と絶叫した。セッター関田は藤井さんのユニホームを着てインタビューに答え、「藤井さんがいたかった場所に、ここに立って精いっぱい頑張ろうと思ってやり、みなで支え合って結果が出たので良かったです」と涙をぬぐった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fb33cf141dacc8e0aef14a37d1455142aa5a8f0
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