- なんでも
- 富士山
- 23/07/02 18:59:03
もうすぐ富士登山のシーズンが始まる。山梨県側は7月1日、静岡県側は同月10日に山開きが行われる
「コロナ明け」の今年は、山小屋に予約申し込みが殺到し、すでにシーズン中の山小屋はほぼ満室になっている。。そこで懸念されるのが、山小屋に泊まらず、徹夜で山頂を目指す「弾丸登山」による遭難だ。...
山小屋に宿泊せずに夜通し登り続ける弾丸登山は、日中に登る通常の登山よりも疲労や病気、転倒などによる遭難のリスクが高い。
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「昨年の富士山の遭難で最も多かったのは『疲労』です。要は、疲れて動けなくなり、自力での下山が不能になってしまう。動けなくなるので、体がどんどん冷えてしまい、低体温症を発症するケースもあります」と、静岡県警で山岳遭難対策を統括する地域課の山内孝之課長補佐は説明する。
「例えば、御殿場ルートの8合目付近で動けなくなった70代女性を他の登山者が発見して通報しました。風雨が強く、低体温症も発症していました。疲労すれば、足がおぼつかなくなりますから、それで転倒してけがをした、というケースもあります」
昨年の夏富士における疲労遭難は全て下山中に発生している。つまり、登るのに体力を使い切ってしまい、下山できなくなってしまう。
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富士山は「観光の山」でもあるので、安易な装備で入山する人も多い。
「靴ずれを起こして歩けなくなった、という遭難もありました。最近はネット通販で靴を買われる方もいらっしゃいますが、登山用の靴は必ずお店に行って、試し履きをして、自分の足にフィットすることを確認したうえで購入してほしい。細かい話なんですが、山登りで靴ずれになると、本当に歩けなくなってしまいます」(同)
100円ショップで購入した懐中電灯が壊れてしまい、行動不能に陥り、救助を要請したケースもある。
https://dot.asahi.com/dot/2023062700008.html
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