中2のとき、祖父にされたー 誰にも言えなかった性被害、30代男性 

匿名

匿名

23/06/10 01:05:53

6/9(金) 19:32
中2のとき、祖父にされたー 誰にも言えなかった性被害、30代男性 自分の心も体も大切にできなくなった

ずっと「孤独だった」。過去の性被害について語る男性
 この記事には性被害の描写が含まれます。

     ◇


 祖父の仏壇を前にすると、体が汚いものに侵されていくようなあの感覚を思い出す。

 近畿地方で暮らす竹山祐介さん(30代)=仮名=は中学2年のとき、祖父から性被害に遭った。毎年の盆と正月に帰省し、顔を合わせた。「物静かだけど、優しいおじいちゃん」だと思っていた。

 あるとき、祖父から「話がある」と部屋に呼び出された。昔話を始めたかと思うと、話題は次第に猥談に。祖父は「毛は生えたんか?」「成長ぶりを見せなさい」などと言って、無理やり孫の体に触れた。竹山さんは抵抗したが、そのまま口淫された。

 混乱した。それからも、普段と変わらない日常は続く。家族で食卓を囲み、笑い合いながら食事をする。だんらんの中には祖父もいる。

 「錯覚してしまうような、悪い夢を見ていたような。自分に起きたことと、その後の日常が違いすぎて」

 優しくしてくれた祖父と、思春期の少年に迫ってくる祖父が、同じ人物だとは思えなかった。「あの日のことは、記憶違いじゃないか」と自分を疑った。

 「汚い大人の性処理の道具に自分は使われた」「自分は薄汚いもの、けがらわしい存在」

 そんな思いにとらわれる。あれ以来、自分の心も体も大切にできなくなったような気がする。

 

■家族が壊れる

 

 20年以上が過ぎた。竹山さんは、机の上を指でなぞりながら言った。

 「普段の生活でべたっとしたものに触れると、自分が汚れていくようなあの気持ち悪さがよみがえるんです」

 祖父にされたことは、親族の誰にも話していない。両親にも信じてもらえないかもしれない。もし警察に被害を届け出たら、と想像したことはある。でも…。

 「それをすると、家族が壊れる。やばい一族だと思われてしまう。僕さえ黙っていれば」と、心にふたをした。

 性被害について、初めて誰かに話したのは大学生になってからだった。相手は友人だった。

 「初体験の相手は、入れ歯を外したおじいさん」。そうやって、目いっぱい冗談めかした。

 もし深刻に打ち明けて、うそではないかと疑われたら。頭がおかしいと思われたら。傷つくのが怖くて、おどけたふりをした。一方で、抱え続けるのも限界だった。孤独だった。

 「そんなことがあったのかと、誰かに言ってもらいたかったのかもしれません。祖父がしたことはおかしいことだと」

 

■兄弟は全員

 

 祖父から迫られたことは、2度あった。1回目の被害からしばらくして、1人で部屋にいるとふすまが開いた。祖父が立っていた。手には5千円札を持っていて、股間に押し付けられた。

 前回以上に、激しく拒絶した。祖父は吐き捨てるように言った。

 「おまえら兄弟は、全員やらせてくれたからな」

 竹山さんには、2人の兄がいる。実は、前から察していた。兄も被害に遭っているのではないか。

 「じじいと同じ部屋で2人になるなよ」と、兄から忠告されたことがあったからだ。「なぜ?」と聞くと兄は「なんでもや」と言葉を濁した。

 祖父は十数年前に亡くなった。葬儀には、板挟みになるような複雑な心境で参列した。

 「優しかった祖父」と「あの日の気持ち悪い祖父」。両方の記憶にふたをして手を合わせ、まぶたを閉じた。

 「本当にずるいんです。純粋に憎むことができれば、どれだけ楽だったか」

 葬儀には兄たちも出ていた。ときどき兄が懐かしむ。「いいおじいちゃんやったな」と、何事もなかったかのように言う。どんな気持ちでいるのか、想像はつかない。

 

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