毒グモ「ハイイロゴケグモ」生息拡大 今春500匹以上確認、卵のうや抜け殻も多数 国体会場にも

匿名

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23/05/14 10:42:36

毒グモ「ハイイロゴケグモ」生息拡大 今春500匹以上確認、卵のうや抜け殻も多数 国体会場にも 志布志
5/13(土) 20:40南日本新聞

 特定外来生物の毒グモ「ハイイロゴケグモ」の生息分布が鹿児島県志布志市の志布志港周辺の公園などで広がっていることが環境省環境カウンセラー窪健一さん(74)=同市=の調査で分かった。4、5月に成体4匹、幼体520匹を確認。窪さんは「見つけたら素手で触らず、殺虫剤を使ったり、靴で踏みつぶしたりしてほしい」と話す。
 窪さんによると、ハイイロゴケグモはオーストラリア原産。体長はメス約2センチ、オス約5ミリ。腹部に砂時計型の赤い斑紋があるのが特徴。メスが毒を持ち、かまれると発熱するが重症化することはほとんどない。
 調査は4月16~20日実施。その後、27~29日、5月3日に範囲を広げ、成体や幼体を回収・駆除した。卵のうや抜け殻も多数確認されたため、幼体が拡散している可能性がある。同市市民環境課は調査に同行。ホームページや公園に掲示した看板で注意喚起する。
 窪さんの調査は2014年以来9年ぶり。成体を見つけたしおかぜ公園は10月、鹿児島国体のサッカー競技会場となる。窪さんは「安全確保のため、周辺の消毒が必要。民家にも入り込んでいる可能性があるので気をつけてほしい」と話している。

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