自閉症の年中の息子 へのコメント（No.15）

幼児期の子供達はまだ障害という概念がないですからね。年中さんだとなおさらイヤイヤ期が終わってきてようやく個性形成が出きてきたかなぁという段階なので、年少さんよりお姉さんやお兄さんぶりたくなって人のお世話を自分からしたがる年齢でもあります。
だからこそ大人しくて見た目も好印象な自閉症児さんは割とモテると思います。その時だけかもしれませんし、お人形遊びの延長や擬似兄弟のようなお世話をして楽しいと言った感じですね。
愛想尽かされるというより飽きられると言った方がいいかもしれません。ずっとお世話し続けても、それは共依存を生んでしまうのでお勧めしません。
ただ、息子さんはお世話されることが実はストレスで、急に他害に目覚めてしまわないかが私は心配です。自閉症児さんは自分の感情を伝えることが得意ではないのでストレスが見過ごされやすく、たまにそういうお世話してくれる健常児同級生とのトラブルが起きるものなのです。
保護者であるあなたやご主人、また担任の先生がよく息子さんを観察してストレスによる些細なサインや小さな変化があれば見過ごさずフォローしてあげてください。その場合速やかにお世話システムを解除したりお世話してくれるお子さんと息子さんとの距離を物理的に引き離す必要があります。
何度も言いますがこれはよくあることですし、誰かを殴ったりしたとしてもそれは息子さんのせいではありません。自分からストレスを伝えられない自閉症児の障害になる部分ではありますが、息子さんがずっと我慢すればいいものでもないし事が起きたら（できるものなら事が起きる前に）ストレスを与えない環境を整えるしかありません。