• No.6289 ケーキ入刀

    23/09/18 17:34:52

    失礼しました。さきほど違う回を貼ってしまいましたので、
    明日の分を貼り直します。


    「同じ道」

    万太郎は、ツチトリモチを「日本植物志図譜」を刷り上げ、論文も書いて徳永教授(田中哲司)に見せました。

    徳永教授
    この教室の立場は説明したはずだ。南方も収監された。おまえにもはっきりと禁じた。なのに。

    万太郎
    南方さんとはお会いしていません。大学の身分がありますから。それだけは信じてください。

    徳永教授
    だが、これをお前が発刊するならもう庇えないと言ったはずだ。今学期限りでお前を罷免・・・

    そういう前に、万太郎が辞表を差し出しました。

    万太郎
    これまで、大変お世話になりました。私は、「日本植物志図譜」を各地に送ります。それは、大学とは関係なく、私個人の行動です。

    徳永教授
    本当にいいのか?

    万太郎
    もう決めましたき。教授、お世話になりました。

    そういって、万太郎が部屋をでようとすると・・・

    徳永教授
    この雪の 消残る時に いざ行かな

    万葉集の上の句を詠みました。万太郎が初めて徳永教授と二人ではなしたときと同じ言葉でした。

    万太郎
    山橘の 実の照るも見む。

    万太郎も下の句を読みました。徳永教授は、ツチトリモチの植物画を見ていいます。

    徳永教授
    よく描けてる。こんな植物画は、お前だけだ。

    万太郎
    ありがとうございます。

    そういって、万太郎は教授室をでました。そして、想いにふけっているとそこに広瀬佑一郎(中村蒼)がやってきました。佑一郎は、来年度から工科大学に着任されたのです。

    万太郎
    せっかく一緒に働けるところだったのにのう。わしは、ただの植物学者でおりたいき。

    佑一郎は、その言葉を聞いて笑いました。

    広瀬佑一郎
    いやあ、似ちょるのう。わしもさっき挨拶に行ったけど、派閥が厳しそうじゃき。さっそく食事にさそわれたけど、わしはただのエンジニアですきいうて全部断ってきてしもた。

    万太郎
    そりゃ面倒くさいのう。佑一郎くんは、小樽の港も防波堤も完成させたき呼ばれたがじゃ。

    広瀬佑一郎
    それも普請場のみんなが一生懸命支えてくれたき。大学教授いうても、わしらの仕事は教室ではできん。現場に出て工事に立会い完成させることが使命じゃ。派閥争いするよりも、わしはただのエンジニアでありたいき。

    万太郎
    のう佑一郎くん。わしら別の道を行くけど。目指す場所は同じやろか?

    広瀬佑一郎
    ああ。わしらはあの仁淀川からずっと並んで走りゆうき。

    その後、万太郎は「日本植物志図譜」を発表して世の中に植物の生態を伝えました。年が明けると世の中が動き、神社の森の一部は保全されることになりました。

    以上、9月19日(火)放送予定 らんまん第122話のあらすじです。

    出典:ドラマ情報館

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